Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• KAZOO

  読了日：2016/06/22

  岩波文庫で3分冊の随筆集の第三分冊目です。38の随筆が分野別に収められていて楽しめます。昔の随筆でも現代表記にしてくれているので読みやすいです。ふるさとや両親の思い出、酒や食べもの、愛玩動物などについてのほほえましくなる随筆があります。内田百�閨A小林秀雄、吉田健一などが私にはフィットします。この3冊の本はなんどか読み返すことになりそうです。

• ホシ

  読了日：2017/07/18

  名だたる文豪の随筆がいっぱい！実にお得な一冊。クスっとさせるもの、ホロリとさせるもの、しんみりとなるもの。色々な随筆は、作家の人となりを浮き彫りにさせて、読者を一時の間、静寂の空間に誘う。随筆の良さを噛みしめられる一冊だった。

• 広瀬研究会

  読了日：2017/05/05

  山之口貘の『暴風への郷愁』を読むと、かつて沖縄の人は初めて雪を見ると『忠臣蔵』を思い出していたことがわかる。「おとうさん」「おかあさん」というのはわりと最近の呼び方で、谷崎潤一郎くらいの年配の人は「おとっつぁん」「おっかさん」と言っていたということは、『おふくろ、お関、春の雪』でわかる。そういう日本人の思い出が記されている。

• ますたけ

  読了日：2020/03/27

  猫と酒が印象に残った。城の崎にては随筆だったのか。

• 風斗碧

  読了日：2020/01/12

  寒稽古中のお付き合い本。　好きな作家の随筆が面白いのは常として。　山之口獏｢暴風への郷愁｣、葉山嘉樹｢猫の奪還｣、獅子文六｢ホケについて」、青木正児｢橄欖の実｣、吉田健一｢満腹感｣は電車の中でニヤニヤするほど面白かった。 辰野隆の｢夢の中の父｣は何度読んでも泣ける。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します