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農協のフィクサー

千本木啓文

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065308912
ISBN 10 : 4065308917
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan

Content Description

日本の最後の聖域を「裏支配」する男のあくなき野心と反骨の半生!障害をバネに差別と戦った若き時期、「旧時代のドン」野中広務を倒し、自ら巨大利権を手中にして1000万人組合員ににらみをきかせる―その実像とは。

目次 : プロローグ 農協の独裁者、中川泰宏とは何者なのか/ 第1章 「コメ産地偽装疑惑」報道、七億円裁判の顛末/ 第2章 いじめられっ子の変貌/ 第3章 農協の甘い汁/ 第4章 小泉チルドレンvs.政界の狙撃手/ 第5章 京都のフィクサーとして支配体制を確立/ エピローグ 子飼いたちに利用される昭和的「独裁者」

【著者紹介】
千本木啓文 : 1980年、栃木県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、JAグループの機関紙「日本農業新聞」の記者(国会、農林水産省担当)を経て、2014年より「週刊ダイヤモンド」記者。前職での経験を活かし農業特集「儲かる農業」シリーズを7年連続で刊行。その他、電機、自動車、重工業界を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    農協のフィクサーと呼ばれた中川泰宏氏の半生記。小児マヒの障害をバネにして農協内でのし上がり、労組潰しやファミリー企業によるビジネスなどの恐怖支配でJAグループ京都に君臨する中川氏。八木市長を経て国政に参加し、京都のドンである野中広務氏との全面対決の内幕も赤裸々に描かれる。でも、一体このルポに何の意味があるのだろうと、読後の空しさを禁じ得ない。独裁恐怖支配や権力闘争の醜さばかりで、ここには、農政などの政策論は全くなく、裏社会の闇を覗き見るという野次馬的な興味以上のどんな社会的価値があるのかと、考えてしまう。

  • R

    タイトルほど農協がどうしたというではなく、どちらかというと平成地方政治史京都篇といった感じの本だった。中川泰宏という京都の元政治家のその歴をおっかけていくのだが、確かに悪辣ともいえるそれこれが語られているし、当時ですらアウトだろうということがまかり通っていたというのは衝撃なんだが、そういう悪行が小泉チルドレンとして選ばれる源泉となって、野中広務と対決していくというのがものすごく面白くて、主題がぶれてしまっているのが残念というか、仕方ないところと思えた。悪いやつだが、小者という印象だった。

  • ばんだねいっぺい

    記載が事実ならば「MR.やりたい放題」だから、掘れば掘るほど濃厚なエピソードが出てきそうであり、別のライターの方にも書いてほしいネタである。野中さんとの攻防をめぐるくだりを読みながら、もう少し、中川さんの流儀の奥にあるものにも肉薄してくれたらと思った。おすすめノンフィクション。

  • gtn

    私も京都在住なので、中川氏の風聞には以前から触れていた。それをあからさまにしたのが本書。コンプレックスを糧として敵との戦いに明け暮れる生き方に是非は問わない。だが、彼の場合、明らかに行き過ぎ。著者もその動機を訝るほど。「未生怨」という言葉を思い浮かべる。

  • おかむら

    農協のフィクサー、中川泰宏とは何者か? 京都の農協のトップに27年間君臨する男の実像に迫るノンフ。よくドラマや映画で主人公を窮地に陥らせる敵役をさらに裏で牛耳る真のラスボス的存在、例えば竜雷太とか伊武雅刀とか石橋蓮司とかやりそうな、そんな悪〜なイメージの人がリアルガチでいるのがまず面白い! そして白眉は第4章の宿敵野中広務との仁義なき闘いだなー! もう恩讐の彼方にとかそーゆー感じ。選挙戦の裏のドロドロが楽しい。

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