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しつこく わるい食べもの 集英社文庫

千早茜

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087446517
ISBN 10 : 4087446514
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan

Content Description

悪党たちの食卓に憧れ、断捨離にあらがって炊飯器を擁護し、要らぬ助言に噛みつき、よく腹を下す。そんな偏屈でめんどくさい食いしん坊作家の自由な日常は、否応なくコロナ禍に侵食されていく。それでも―。自由の意味さえ変化してしまう世界で、大切なものや好きな時間は変わらないと確認し、愛する食に救われる日々。北澤平祐氏の挿画も多数収録した、異色の食エッセイ集シリーズ第2弾!

目次 : 悪党飯/ 闇カツ/ よぼよぼ梅旅/ 台所の妖怪/ セリ科がいい/ 苦い薬/ またまた炊飯器/ 胃腸の敵/ 菓子争奪戦/ 「ただいま食事中。」/ 金針菜、こわい/ すすれない/ 走馬灯パーティー飯/ おいしい呪い/ 冬と羊/ 旨み爆弾/ やんなった/ パフェが一番エロい。/ フリーダム・オブ・味噌汁/ 春の昼飯/ 移動飯/ 他人の和えたもの/ 歯がでる/ 告白します/ またいつか、ジム飯/ 異世界への黒い扉/ 肝試し料理/ 日常と非日常/ 鼻で食う/ 愛のこじらせ/ プールサイドのハンバーガー/ あとかた姫/ 赤い纏/ しつこくつきまとうもの

【著者紹介】
千早茜 : 1979年北海道生まれ。立命館大学文学部卒業。小学生時代の大半をアフリカのザンビアで過ごす。2008年『魚神』(「魚」改題)で第21回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。09年同作で第37回泉鏡花文学賞受賞。13年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞、23年『しろがねの葉』で第168回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • クプクプ

    千早茜さんの食のエッセイ第二弾。文庫新刊本が、こんなに面白かったのは久しぶりでした。第一弾より、文章にメリハリが出てきて、美食家として、国際人として、またある時は料理を作る千早茜さんの姿がそれぞれ浮かび上がってきて、作品としての出来ばえは、とてもよかったです。私も千早茜さんの真似をして彼女とのデートで初めて台湾茶を飲んだら、出費がかさんで、破産しそうになり、冷や冷やの危険な経験をしました。また、私は50代ですが、千早茜さんの幼少の経験が自分と重なる点で、私も、まだ若いと自信が持てた読書になりました。

  • 奏市

    食に関するエッセイだが、前作同様、料理の内容とか味とかについてばかりでなく、食にまつわる習慣、文化みたいな周辺の話も多く、興味深く読み進められた。WEB上の連載とのことで、途中からコロナ禍に入り、批判文化強い日本だけに書く内容も苦心してある感じがする。たった1年ぐらい経た今でも懐かしく感じる部分あり、著者も書いているように記録として意義深い。テレビなどでうまい魚の表現で「まるでお肉のような」とは常々不思議な感じしてたが、著者も全然別もんでそれぞれのおいしさがあるのに例えとして相応しくないとされていて同意。

  • 冬見

    おいしいものをおいしそうに書くのも上手いが、おいしくない(と書き手が思っている)ものをおいしくなさそうに書くのもすごくうまい。このあいだ食べ損ねたパフェのことをぼんやり思い出しながら読んだ。

  • 千早さんのサイン会でサイン対象本だったので現地で購入。配偶者が料理人の「殿」さんの時代だ…!「しんたま、しんたま♪」と歌いながらプロの手つきで玉ねぎを刻む描写に笑ってしまった。あとかた姫への愛情にじんわり。わるたべシリーズが続いているのも本作が無事世の中に出たのもT嬢のおかげ。第一弾より肩肘張ってなくて読みやすいです、というようなことを千早さんが仰られていました。

  • まめ

    大好きなわるたべシリーズ!その人ならではの食のこだわりって読んでいてすごく楽しい。美食や見たことのない海外の食事が描かれたエッセイもいいけれど、お腹いっぱいになって大満足できるのはやっぱりこういうエッセイ。

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