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岩波茂雄 低く暮らし、高く想ふ ミネルヴァ日本評伝選

十重田裕一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623067350
ISBN 10 : 4623067351
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2013
Japan

Content Description

「文化の配達人」、理想の出版を求めた生涯。

目次 : 第1章 百年前の出版社の理想/ 第2章 出版社の創業と夏目漱石『こゝろ』の出版/ 第3章 関東大震災前後の岩波書店/ 第4章 岩波文庫の創刊と理想の全集の模索/ 第5章 創業二十年から欧米視察旅行まで/ 第6章 岩波新書の創刊、メディア規制への抵抗と出版活動の休止/ 第7章 占領下における出版活動の再開

【著者紹介】
十重田裕一 : 1964年東京都生まれ。1993年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。大妻女子大学専任講師、早稲田大学助教授を経て、早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 1.3manen

    正札販売(35頁)とは、現代のかんてんぱぱのように安売りしない売り方。高く仕入れて、廉価で売る。家族的な経営を心掛けていたという(47頁)。経済度外視で立派な書物を、の茂雄氏に、漱石氏はたしなめた(57頁)。茂雄氏は西田幾多郎氏を敬愛していた(82頁)。善は人生の問題にどんな意義をもつのか。柳田國男氏が「けちな悪人」という文章を書かれたため、茂雄氏は反論した(124頁)。出版人の矜持とのこと(126頁)。1927年岩波文庫創刊当時、*2つで40銭なら、コーヒー10銭、理髪50銭の物価と比較(141頁〜)。

  • えむ

    岩波茂雄の評伝。岩波書店創業後の岩波茂雄の歩みが、その主要な出版物とともに紹介されている。岩波個人の信条と書店の出版物の関係性が興味深く感じられた。

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