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どろんころんど

北野勇作

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784834025774
ISBN 10 : 4834025772
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アリスが長い長い眠りから覚めると、世界はどろんこになっていた…。どこかに行ってしまったヒトを探して、どろんこの世界を旅するアンドロイドの少女アリスと、お供の亀型ロボット。ふたりの奇妙で長い旅を描く。

【著者紹介】
北野勇作 : 1962年、兵庫県生まれ。甲南大学理学部卒業。在学中は落語研究会に所属していた。卒業後は、会社勤務の傍らSF短編や創作落語の台本などを執筆する。92年に『昔、火星のあった場所』で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、作家デビュー。同年、落語台本「天動説」で第1回桂雀三郎新作落語“やぐら杯”最優秀賞受賞。2001年、『かめくん』で第22回日本SF大賞を受賞

鈴木志保 : 青森県生まれ。漫画家。同志社大学文学部卒業。1989年、集英社「ぶ〜け」にて『ろっかまいべいびい』でデビュー。その後、同誌に連載した長篇『船を建てる』が好評を博す。99年、映像作品『海洋系ちむちむDEPT』でアーバナート展大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • fukumasagami

    ヒトのいなくなったどろんこの世界で目覚めたアンドロイドの少女と亀型ロボットはドロ人間のヒトデナシとともに自分たちを作ったヒトを探す旅をして、北野版ブラッドミュージックに至る。SFマインドあふれるストーリーを盛り上げる可愛いイラストとともに場面展開によって紙面を踊りだす活字の効果まで考えられた装丁も素敵。

  • ぜんこう

    本書の主人公は女の子の形のセルロイド(セル・アンドロイド)人形のアリス、そしてレプリカメの万年1号(カメリなどよりはるかに大きく高機能)、ヒトデナシの係長。 北野勇作さんの物語によく出てくるヒトがいなくなった泥だらけの地球に、ヒトデブソク解消のためのヒトデナシ。 途中まではアリスがこの世界を旅するような感じやったけど、最後のほうでヒトのゴトーさんがテレビに登場してから本を読みながら涙が浮かんできた・・・北野作品では珍しいパターン(;_;) 泥の正体ってそうだったんだ〜!?

  • 面白かったです。どろんこになった地球での、アンドロイドのアリスとレプリカメの万年1号と、ヒトデナシの係長の冒険。人間がいなくなった理由はよくわかりませんでしたが、ヒトデナシたちの行動理由が、人間がいた頃の地球に戻したら人間が戻ってくるかもしれない、というのがいじらしくて切なくなりました。電車や地下鉄も不思議…いなくなったのは人間だけなのでしょうか。なんだかセピア色の切ないお話でした。ラストも好き。ずっと「どろんころんど」だと思ってたのですが、「どろんこ ろんど」なのかな?

  • みんち

    プチ北野勇作氏祭り・次は長編「どろんころんど」を読了。完全に順不同になってしまったが恐らくは「カメリ」と同じぐらいの時代かな? 「カメリ」ではそのままにされた世界の現状に、かなり深く突っ込んでいく物語。個人的には今まで読んだ北野作品の中で一番ドラマティックだと思う。というか、アリスが可愛いのでそれだけでも読んだ甲斐はあったかも(笑) 物語は遠い未来。ワンダーランド社に所属する商品プロモーション用のアンドロイド・通称「アリス」が長い長い待機状態の眠りから目覚めると、世界は見渡すかぎりの泥まみれになっていた。

  • myc0

    アリスと万年1号、ヒトデナシの係長の不思議な旅。なんて言ったら良いんだろ…とても不思議で、不安で、わくわくして、ちょっと寂しい旅だった。少女型自立式人工知能・アリスが目覚めた世界には、もう人間がいなかった。全てが泥に沈んでしまった世界で、人間の代わりを務めるヒトデナシたち。なぜ仕事をするの?なぜ食べるの?どこへ行くの?疑問に思う暇もなく押し流されていく。‘だってそういうものだから’。今あるものはなぜあるの、なんのため…分からなくなってくる。このままじゃいけない気がするし、このままでもいい気がする。不思議…

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