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かめたいむ ネコノス文庫

北野勇作

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910710136
ISBN 10 : 4910710132
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan

Content Description

著者のライフワークとも言える【ほぼ百字小説】は、Twitterで毎日発表され続けており、その数は5000を超える。膨大な作品群から選り抜かれた200篇のショートショートを本作に収録。シリーズ百字劇場として、SFとして括られるタイプの作品を集めた『ありふれた金庫』、タヌキが登場する作品を集めた『納戸のスナイパー』、猫が登場する作品を集めた『ねこラジオ』の3作に続き、第4弾は「亀」が登場!

飛行機雲のまっすぐさのために飛行機がある。夏の暑さを熱の流れと思う。コペルニクス的転回という言葉があるが、このシリーズの100字内でしばしばみられる転回は独自に「キタノ的」と呼びたくなる簡潔さ、心地よさがある。その心地よさは、たとえば亀をたゆまず飽かずにみていられる、感じていられる北野さんだけの胆力で生み出されているのだ。(解説より)

北野勇作によるマイクロノベル「シリーズ百字劇場」第四弾には亀が大集合。亀は亀として生物の時間を歩みながら、ときに人の時間を横切り、ときに世界の流れを止め、気づけば私たちを映す鏡になっている、のかも。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • げんなり

    シリーズ第4作め。 100文字の小説が、ざっくり二百くらい(!)も収録されている。で、そのほぼ全てに(一個か二個くらいは違ったような気がする)、亀とか甲羅とかいう文字がある。これ、凄まじいことだと思う。 亀とは何か? 時を渡るための踏み石のようだし、物理的にそこにある可愛いペットのようでもあり、その見る夢の中で僕らがゆらゆらと揺蕩っているかのようでもあり、そしてまた『かめくん』を読み返したいなと、そう思ってる。

  • マッメ

    前情報なし、ただ表紙とタイトルの不思議さに惹かれて読んでみた。「シリーズ百字劇場」というものを書いてらっしゃるのもこれで知った。中は全部100字の短いエッセイのような小説のようなお話がたくさん詰め込まれていた。しかもどれも亀について(一部はそうでないものもあった)で徹底して亀のことを書いている熱量に圧倒された。作中出てきた「ウニの形をしたあのテーマパーク」は何のことだったんだろう。そして「サイズの違うコオロギも値段は一緒」ということを「食べ物と言うよりは衣類に近いのかな」と書いていて、なるほどと思った。

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