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収納され続ける収納 生活者のデザイン史

北田聖子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784844138051
ISBN 10 : 4844138057
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan

Content Description

桑沢デザイン研究所でデザイン史を教える著者がつむぐ「収納」の歴史

誰もがあたりまえに行っている行為「収納」。おもに住まいに関する収納を取り上げた書籍や雑誌の刊行はあとをたちません。なぜ収納の話題は尽きないのか。また、どうして私たちは物をどうにか収納しようとし続けるのか。
本書では、「住まいにおける収納がどのように語られてきたか」をテーマに、収納の歴史を3つの章と10のパートにわけて編成しています。私たちになじみのある現代から、過去にさかのぼるかたちで、時代ごとに変わっていく収納の意味や、それらがあらわれた文脈を、ことばを手がかりに取り上げます。
私たちは日々、デザインの所産である物を住まいのどこかに置いたり、隠したり、飾ったり、ときにはそのための収納用品を自らつくったりして、生活をかたちづくっています。収納の歴史は、名もなき人々のデザインの歴史でもあるのです。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • くさてる

    明治期から現代における「住まいにおける収納がどのように語られてきたか」をテーマにした一冊。生活の中で収納が持つ意味、家庭生活の中での位置づけなどが簡潔に語られていて面白かった。昭和の時代の「美しい部屋」とか母が読んでいたことを思い出しました。

  • Go Extreme

    収納と価値の結びつき 住まいにおける収納 2000年代: ブロガーの収納ーほどよく生活感を避ける ミニマリストの収納ーミニマリストを可能にする社会 クリエイターの収納ー日常と地続きの創造 ズボラニストの収納ー減らすのはモノでなく家事 戦後から90年代: 研究者の収納ー代謝系と愛着系 ティーンの収納ー空間演出 プロの収納ー収納のエンタメ化 明治後期から戦中: 主婦の収納ー女性と家事・方法である収納 建築家の収納ー標準化の課題・合理性に貫かれる住まい 国民の収納ー戦時体制下の簡素という価値・最低生活のための家

  • わだ りゅうた

    収納の日本近代-現代史といった内容。実際にものを収納する行為が時代の変化でどのように変わったか、何に重点が置かれるようになったか、たくさんの資料の調査によりまとめられている。興味深いのは後半の戦時中の収納。人々が生活を保つためにある収納。収納する行為は何かを見えなくする以上に明日の生活を作るための平和かつ豊かな行為だと考える。

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