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ISBN 10 : 4840816638
Content Description
44年の苦闘−日本のピル承認、その舞台裏を初公開
国連加盟国最後の承認国となった、その知られざる真実とは...
1999年9月2日、日本で初めて低用量ピルが承認・発売された日。その華やかな祝福の裏には、44年に及ぶ長い歴史と多くの障壁がありました。
本書は、1955年の国際会議から始まった日本のピル承認までの歴史を当事者の証言と当時の貴重な資料をもとに詳細に書き綴っています。
著者自身が日本家族計画協会(JFPA)に勤務しながら体験した出来事も交え、ピルを巡る日本の医療・社会の変遷を描きます。
また、ピルだけでなく緊急避妊薬(ECP)、HPVワクチンなど、SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)に関する日本と世界とのギャップを浮き彫りにし、その課題と展望を示しています。
◎医療関係者、教育者、医療・社会政策やSRHRに関心のある方に読んでいただきたい一冊です。
≪推薦文≫
女性の性と生殖に関する健康と権利を守るため、幾多の壁に挑み続けた北村邦夫君。
本書はわが国における経口避妊薬承認の遅れに正面から立ち向かったその闘いの記録であり、公衆衛生史に刻まれるべき貴重な証言である。
公益財団法人結核予防会 理事長 尾身 茂
【著者紹介】
北村邦夫著 : 群馬県渋川市生まれ。1978(昭和53)年 自治医科大学医学部卒業(第1期生)。大学卒業後は、群馬県庁に在籍するかたわら、群馬大学医学部産科婦人科教室で臨床を学ぶ。1988(昭和63)年から社団法人日本家族計画協会クリニック所長(2023(令和5)年10月末に閉院・相談事業は継続中)。2008(平成20)年 ヘルシー・ソサエティ賞受賞。2014(平成26)年 第66回保健文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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