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民主主義の経済学 社会変革のための思考法

北村周平

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296001347
ISBN 10 : 4296001345
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan

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Book Meter Reviews

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  • 月をみるもの

    昔々、進学の際に理系を選んだ理由は「法律とか経済とか政治なんて所詮ローカルルールじゃん。人文系の勉強は自分で本読めばそれでいいよね」という傲慢極まりないものだった。もし自分がいまこの本を読んだ若者だったなら、上の言明が(すくなくとも前半部は)明らかな間違いになりつつあるということに気付ける、、、、だろうか。もちろん社会科学が、特定の民族とか国家に限定されず、人類全体を扱うことができるようになったとしても、自然の中ではごく一部でしかないわけだが、人間に一切関係しない学問というのもまた存在しえないわけだし。

  • はとむぎ

    なるほどね。感想をきちんと書けるほどは、読み込めず。決め方と測り方は大事だし、数学はすごいってことはわかった。

  • リットン

    表紙の雰囲気的に一般読者向けだろうけど、計算式多すぎて、読むの嫌になった。そこまで計算過程まで知りたくてなったわけじゃないだよなぁ。。政治をモデル化する中で、捨象されてる部分は多いし、数値化できないようなものを無理矢理数値化してるような気もしたりしたけど、式をいじる中で見えてくることもあって、研究一つ一つでわかることは人間の営みにおいては、小さくてもそれが政治の仕組みの示唆として積み上がっていくんだろうな。

  • たか

    政治経済学の理論から実証まで一般向けに分かりやすく紹介。選挙制度や関係者の属性が選挙結果や政策に与える影響の理論的な説明と、実証研究の紹介の組合せで進んでいく。理論の部分は、仮定から帰結の流れは面白くても抽象的で、現実との関連がピンとこなかったが、実証研究の段になると世界がそんな風に見えるのか!と驚き。そして随所に出てくるのがゲーム理論と因果推論で、経済学で重要な概念なんだと改めて感じた。若者の投票率上昇による政策変化の可能性は中位投票者定理からうまく説明できたりするのだろうか?

  • Kooya

    政治経済学の入門書。理論は勿論のこと、因果推論を用いた実証研究も解説している。数式が割と多いが、個人的には選挙の報道でよく見られる言説を納得感を持って理解できた点が良かった。また、第8章で提示された「先進国では選挙直前に政府支出を増やして有権者にアピールしても、効果なし or 逆効果になる可能性が高い」という研究結果は日本で減税や積極財政を提唱する政党が票を中々獲得できないことの証左だと感じた。(コメント欄へ続く)

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