Books

20世紀のグローバル・ヒストリー 大人のための現代史入門

北村厚

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623091300
ISBN 10 : 4623091309
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
北村厚 ,  

Content Description

高校歴史教科書の知識をベースに、西洋史・東洋史と日本史を結びつけ、複雑に入り組む二〇世紀の歴史を同時的に描く。人種主義やジェノサイドなど、人類共通の問題群を主軸に据え、各国の視点からではなく、世界史上の出来事のトランスナショナルな関係性を重視するグローバル・ヒストリーの視点から、世界現代史の再構築を試みる。大人が学び直すための世界現代史入門として最適。

目次 : プロローグ 二〇世紀前夜の世界/ 第1章 人種主義と民族主義の拡大―一九〇〇年代/ 第2章 革命と戦争の世界―一九一〇年代/ 第3章 平和と協調の模索―一九二〇年代/ 第4章 奈落へとおちる世界―一九三〇年代/ 第5章 世界の破滅、終わらない戦争―一九四〇年代/ 第6章 核の恐怖から平和共存へ―一九五〇年代/ 第7章 グローバルな市民の抵抗―一九六〇年代/ 第8章 現代世界の転換期―一九七〇年代/ 第9章 民主化のドミノ―一九八〇年代/ 第10章 地域の分裂と統合―一九九〇年代/ エピローグ 二一世紀の世界

【著者紹介】
北村厚 : 1975年福岡市生まれ。2004年九州大学大学院法学府博士課程を単位取得退学。2007年博士(法学)を取得。九州大学大学院法学研究院講師、法政大学法学部兼任講師、東京成徳大学高等学校専任講師(世界史)等を経て、神戸学院大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • サアベドラ

    高校世界史教科書の記述をグローバル・ヒストリーに沿ってまとめ直した『教養のグローバル・ヒストリー』の続編で、20世紀の人類の歴史を10年ごとにトランスナショナルに記述した本。2021年刊。本書の記述の軸に人種や民族問題があるが、振り返ってみると20世紀は人種差別や民族自決に人類が目を向け始めた時代であると同時に、戦争による大量殺人や民族紛争によるジェノサイドがかつてない規模で行われた暗黒の時代でもあることがわかる。高校教科書の記述を元にここまで骨太な通史が描けることに感心した。オススメ。

  • ステビア

    前著と並んでおすすめ

  • Fumitaka

    人種主義や核兵器など世界的な事件(p. D)に焦点を当て、時としてその余波や関連について触れる。木畑洋一先生の『二〇世紀の歴史』(岩波新書、2014年)の内容をより通史へと広げた印象。人種主義、植民地支配、男性中心社会(p. 12)を格差の肯定や分割統治の一種と考えると確かに通底している。KKKが黒人のみならずカトリックやユダヤ人、アジア系も攻撃していた時期(pp. 95-96)の次に、関東大震災後の朝鮮人や中国人虐殺が触れられる(pp. 98-99)と、確かに不況の後の魔女狩りという点で共通している。

  • Masako3

    ★★★ 高校教師でもあった北村氏による、教科書レベルの世界史事項を、国別ではなくグローバルな関連軸で語る歴史書の続編,20世紀版である。改めて、19世紀から続く植民地政策と、共産主義とのイデオロギー闘争に、先進国が代理戦争という形で介入した結果、今も紛争が起こっているのだと理解できる。今もロシアはウクライナに侵攻中であり、拡大のリスクを孕んでいる。少なくとも人種主義やジェノサイドはいけないという認識を人類は持った。何度も揺り戻しながら、良くなっていくのだと信じたい。

  • 千住林太郎

    20世紀の歴史をグローバルに描いた通史である。各章を10年単位でまとめており、各年代の世界の動きがよく分かる。 女性差別・人種差別・環境保護といった人類共通の課題を中心にすえて歴史を描いており、高校で習った知識が新たな面を見せることに感動した。通史という都合上、事件の詳細や人物の伝記といった点は記述されていないが巻末の参考文献リストが豊富でブックガイドとして有用である。 激動の20世紀が残した核・人種差別・環境などの諸問題はいまだ解決されていない。果たして、人類は進歩するのだろうか?

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items