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彼女たちのまなざし 日本映画の女性作家

北村匡平

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845923144
ISBN 10 : 4845923149
Format
Books
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

女性映画作家たちのまなざしからよみとく
日本映画の最前線。


“「映画監督」と呼ばれる人々が一人残らず女性であったなら、当然そこに「女性監督」という呼称は生まれえない。かつて映画監督には、男性しかいないとされていた時代があった。”(「序論」より)
そのような時代は果たして本当の意味で「過去」となりえているのだろうか?
本書は、この問題提起を出発点として、日本映画における女性作家の功績を正当に取り上げ、歴史的な視座を交えながらその系譜をたどり、彼女たちのまなざしから日本映画の過去・現在・未来を読み替えていくことを試みる、これまでにない映画批評である。

対象をあえて女性のみに限定し、大勢の男性作家たちのなかにいる数少ない女性作家という図式をまずはいったん解体することから始めるというアプローチから、これまでの日本映画の歴史にひそむ性の不平等や権力の不均衡の問題にせまり、日本映画史の捉え直しを通して、新しい地図を描き出す。
伝統的な家父長制から脱却し、多様な属性とオルタナティヴな関係性を個々人が模索する2020年代以降の時代精神から読みとく、日本映画の最前線。

取り上げる主な作家
西川美和、荻上直子、タナダユキ、河P直美、三島有紀子、山田尚子、瀬田なつき、蜷川実花、山戸結希、中川奈月、大九明子、小森はるか、清原惟、風間志織、浜野佐知、田中絹代‥‥ほか多数

論考から作品ガイドまで、全原稿書き下ろし
作家ごとの評論だけでなく、日本映画史における女性監督の系譜、次世代の新進作家紹介、今見るべき日本の女性監督作品の100本ガイドまで。作家論、歴史、状況論、作品ガイドまでを網羅した、著者渾身の書き下ろし。

【著者紹介】
北村匡平 : 映画研究者/批評家。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授

児玉美月 : 映画文筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takao

    ふむ

  • レンコン餅

    女性作家・女性監督などカテゴリーにされがちだけど、色んな描き方や見せ方が異なる所が興味深いなぁ。若手からベテランやレジェンドまで年代まで超えていく。作品を見てからもう一度読み直したい

  • よっちん

    研究室

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