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破軍の星 集英社文庫

Kenzou Kitakata

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087480948
ISBN 10 : 4087480941
Format
Books
Publisher
Release Date
November/1993
Japan

Customer Reviews

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北方軍記物の傑作!オススメ! 北方軍記物の...

投稿日:2021/04/17 (土)

北方軍記物の傑作!オススメ! 北方軍記物の特色はダラダラと歴史教科書的にストーリー展開するのではなく、歴史的に動きが大きく面白い一点・人物を絞り込み時代考証にムリのない流れの中でストーリー展開するので非常に歴史小説として楽しめるものが多い。また、血沸き肉躍る戦闘シーンの描写はまるで映画でもみているかのように頭の中で映像的に展開する点は見事としか言いようがない。こちらの小説では主人公を軍神=北畠顕家としている点も話を月並みでないものとしている。テンポもよくラストまで中だるみなくハイテンションのまま読了できる快作だ。

I.O.U さん | 北海道 | 不明

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Book Meter Reviews

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  • 三代目 びあだいまおう

    帝か武士か、運命をいずれに託すべきかと日本全体が揺れていた時代。鎌倉幕府という武家時代を倒し帝が政治を司る時代へと変わる。後醍醐天皇、足利尊氏、新田義貞、楠正成など名だたる役者達が新時代を創るべく戦いを繰り広げた。本作は弱冠16歳で後醍醐天皇より陸奥平定の任を受けた北畠顕家の物語。馴染みは薄い時代だが流石北方節、読み応え抜群!部門の棟梁として全国から担がれる尊氏に対し、内心朝廷への不満を抱きつつも帝を国の御輿と定めた若き顕家!緩急自在縦横無尽の戦ぶり。時代が真に必要とする漢のあまりに短き生涯。唸る‼️🙇

  • 遥かなる想い

    南北朝時代の北畠顕家を主人公にした小説である。北畠親房の子であった顕家は、21歳と若くして散ったため、あまり取り上げてくれなかったが、陸奥を起点にしたそのりりしさは面白い。NHK大河では昔、後藤久美子が演じていたと記憶している。

  • とん大西

    あと10年遅く生まれていたら、安息な人生を送れていたかもしれない。10年早く生まれていたならば、足利や新田など歯牙にもかけず己れの政事を貫いていたかもしれない。北畠顕家…凄い男がいたもんだ…です。陸奥守として多賀城に赴任した時は齢16。若輩の謗りなど跳ね返す麒麟児のオーラ。麾下の武将を朋輩の如く愛し、戦下で困窮する民を憂い。強く清く逞しい。この男を将と仰がずにいられようか。故に求められてしまった、夢見る武士達に。腐敗した朝廷に。そして鎌倉瓦解後のこの国のカオスに。あぁ、惜しむべき英傑、顕家。

  • キムチ

    ハードボイルドどっぷりの作家生活からの切り替えを開いた時期の北方もの。今じゃ、その後中国に舞台を移しがっぽり稼いでいった成功者だけど。。 この作品は戦国期、19歳の若き武者が「己の大義」を掲げ、東北から西日本へ上がって行く姿が描かれる。大阪近辺にも結構顕家の碑も散見している。斯波、上杉らと語る場面はリリシズム溢れているけど老成しすぎじゃ?急速に現実味が失せ、酔えない結末だった。南北調末期は愚能将軍が相次ぎ、命を賭して奉るには虚しく写った。

  • ポチ

    知識、知略、武力、統率力などを備えなんとも魅力的な16才の公家がいたのか。知らなかったです。どんなに朝廷が腐っていても殉ずるしか無かったのか、残念です。

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