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カワイイ!少女お手紙道具のデザイン

北島都

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784875864325
ISBN 10 : 4875864329
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大正から戦前昭和に花開いた「少女の手紙」に着目しました。とくに彼女たちの文房四宝というべき、凝った便箋、凝った封筒、封をする凝ったシールの実物の数々の紹介に努めました。

どの便箋を選ぶか、どの封筒を使うか、シールはハートにしようかなど、すべてが綾なしているのです。それらを折々に組み合わせ、手紙という一通の封じられた作品を作り上げ、一人の相手に送ることが、自らの気持ちを込めた精一杯の行為だったことを、知ってもらいたかったからです。

掲載したものは、大好きだったお祖母様が遺されたものを、お孫さんが大切に受け継いだ貴重な絵封筒の数々や、研究者諸氏の貴重な収集品の中から選んだものが主です。

夢と不安、想像力と張りめぐらされる触覚、少女たちがそれぞれの思いを刻んだペンやインクにも及びたかったし、各人が趣向を凝らした実際の手紙をそのまま掲載したかったのですが、それにはページに限りがあります。翻刻された実際の手紙文を読んで、どうぞ字面を想像してみてください。この手紙類についても時をこえ、監修者が古書展で見つけたものをまとめて入手したことが、今回の皆さんへのお目見えにつながったといういきさつを持っています。

山田俊幸(日本近代文学研究者)と、そのもとに集う、気鋭の大正・昭和乙女文化研究者たちによる、はじめて尽くしのご紹介です。

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

    タイトルが気になり手にとった1冊。本書は、大正から昭和の戦争直前までの少女たちが交換した手紙やそれにかかわる様々な貴重な手紙道具を紹介。合わせて、当時の少女たちの隠し言葉(流行語)なども紹介。読み物としても楽しめるし、もちろんデザインとしても楽しめる。手紙の封を閉じるシール「シーリング・スタンプ」の鈴蘭や薔薇が凝っていて使ってみたくなった。

  • 愛玉子

    大正から昭和(戦前)くらいまで、少女たちが交わした手紙や手紙道具、少女たちの隠し言葉などが紹介されています。一番ページが割かれているのが実際の手紙の文面なので、「デザイン」というタイトルはちょっと違うかなと思いつつも、どちらも面白いです。絵封筒や便箋は浮世絵風やアールヌーヴォー風などバラエティ豊かで美しく高品質、今見てもとてもお洒落で可愛らしい。そして手紙がとても魅力的。「去年の夏三人で遠足した事が思い出されてならないわ。あゝエメラルド色。三人きりのエメラルド色。」「御許に」という脇付も、いつか使いたい。

  • 貴羽るき

    大正〜昭和にかけて、少女たちのあいだで使われた封筒や便箋、実際にやりとりされた手紙の内容、花言葉や当時の隠語など。実際の手紙の文は読んでいて心がときめきっぱなしだったけど、自分が誰かに送った手紙が何十年後かに本になって、世の中に発表されたらと思うと恐ろしい。。。隠語は、ハゲた人を示す言葉のバリエーションがやたらと多くて面白かった。

  • ロバパン

    図書館で借りた本です。手紙の内容が濃すぎてびっくりしました。(久々に『マリアさまが見てる』が読みたくなったのはいうまでも...)

  • あちこ

    わたし用に借りた本。デザインを見たかったので、カラー部分はとても良かった。半分以上を占める手紙のやり取りの部分は…こういう資料が欲しい人向けかな。

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