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料理王国 春夏秋冬

北大路魯山人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122052703
ISBN 10 : 412205270X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2010
Japan

Product Description

料理は芸術である。味だけではなく美の追及にこだわった魯山人の料理哲学は、素材へのこだわり、食器の審美眼から家庭料理の見直しや残肴への慈しみまで幅広く、美味道楽七十年に裏付けされた珠玉の言葉は永劫に響く。諸侯の美食談義批判や痛快な世界食べ歩きをも収録。魯山人が自ら手掛けた唯一の論考を初文庫化。

Content Description

料理は芸術である。味だけではなく美の追及にこだわった魯山人の料理哲学は、素材へのこだわり、食器の審美眼から家庭料理の見直しや残肴への慈しみまで幅広く、美味道楽七十年に裏付けされた珠玉の言葉は永劫に響く。諸侯の美食談義批判や痛快な世界食べ歩きをも収録。魯山人が自ら手掛けた唯一の論考を初文庫化。

目次 : 料理する心/ 味覚論語/ 食通閑談/ 世界食べある記:香辛料と調味料/ 味ところどころ/ 料理メモ

【著者紹介】
北大路魯山人 : 1883(明治16)年、京都上賀茂の社家に生まれる。本名房次郎。独学、独習にて書・篆刻・絵画を志す。大正期「美食倶楽部」「星岡茶寮」を創業、使用する一切の食器(陶器・漆器)を草案制作。以後ひたすら陶芸に没頭。1959(昭和34)年12月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 六点

    令和6年第1冊にして、昨年10月以来の感想文ということで、いきなり狷介なご老人の一冊。ご案内の通り、「美味しんぼ」の海原雄山のモデルとなった方なので、アクが強いったらありゃしない。伝記にある通り、幼児期より肉親の縁に薄かった御仁であるので、かくなる事も致し方ないのであろう。丹波和知から活け鮎直送など、この時代ならではのような気がする。あ、如何にあのマンガがオマージュに満ち溢れているか、というか、そのまんま過ぎて苦笑せざるをなし

  • ビイーン

    美味しんぼに出てくる海原雄山のモデルは魯山人という。確かに文脈から伝わってくるアクの強さで納得してしまう。食にこだわる魯山人の料理哲学は、一部に抵抗を感じるところもあったが、相対的に楽しい。山椒魚が珍しくてうまいものなのだという。いつか機会があれば食べてみたいものだ。

  • yuzyuz_k

    魯山人の本は初読み。魯山人の手掛けた器は、よく美術館で見ます。どんな料理の盛り付けがいいかと自分でも思案しなが楽しんでいます。今回、腰据えて読んでみて、やはり食を美として捉え、取り組んでるんだと確認できました。現代の私の食事の貧しさに恥ずかい思いです。笑美味しんぼの海原雄山のモデルになっている人物。ちょい納得の一冊です。

  • まぶぜたろう

    ゆるゆると読んでいたがようやく読了。■魯山人の陶芸、書画には全く知識がないので、ただの小煩い老害としか読めないが、アナクロチック(そりゃそうだ)な物言いが妙に可愛いし、流石にどれもこれも美味そうな記述。■にしても「美味しんぼ」がいかにこの書を元ネタにしているかに驚いた。海原雄山のモデルが魯山人であることは別にしても、昆布出汁のとり方、活〆、湯豆腐の食し方など初期の(つまり最も面白かった頃の)「美味しんぼ」の多くがこの本に依っている。トゥールダルジャンでの蛮行に一ひねり加えるとこが雁屋哲のいいところ。

  • Rika

    昭和十年に北大路魯山人が出した広告「料理人を募る」。応募の資格。日本料理と限らず、美的趣味を持っている人。絵画、彫刻、建築、工芸等、芸術に愛着を持ち、今日まで食物道楽で変人扱いを世間から受けるくらいの人。時と場合、人柄と嗜好とを考えて臨機応変の料理をこしらえる気転と、美味を解する人、後世天下に名料理人として名を遺す料理人をたった一人でいいから見つけたいと思います。年齢を問わず、経歴またこだわるところでありません。豊かな天分を持ち、不屈の努力でやって行く人を茶寮料理人として募る所以であります。付箋157枚。

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