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深川澪通り燈ともし頃 朝日時代小説文庫

北原亞以子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022651549
ISBN 10 : 4022651547
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan

Content Description

煙草屋の政吉は苦労のすえ、人気狂歌師に上り詰めるが、次第に女房や狂歌仲間との溝が深くなっていく(「藁」)。腕利きの仕立屋のお若は、妻子持ちの男への思いを断ち切れず苦悩する(「たそがれ」)。不器用に懸命に生きる江戸の庶民を描いた傑作長篇2本。

【著者紹介】
北原亞以子 : 1938年東京生まれ。69年「ママは知らなかったのよ」で新潮新人賞を受賞しデビュー。89年『深川澪通り木戸番小屋』で泉鏡花文学賞、93年『恋忘れ草』で直木賞、97年『江戸風狂伝』で女流文学賞、2005年『夜の明けるまで』で吉川英治文学賞を受賞。13年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 剛腕伝説

    狂歌にのめり込み女房に逃げられた男、妻子持ちの男となかなか縁が切れない仕立て屋の女、嫁ぎ先の誤解から家を出た女と、自立できないその弟。 等々が木戸番小屋の夫婦の回りで、健気に生きていく。 うーん、だらだらと長くてなんだったら斜め読みした方が良かったかな?と思わせられてしまう。 とりとめのないだらだらとした構成に感じてしまった。

  • めがねおじさん

    江戸深川澪通りの木戸番小屋に暮らす夫婦を中心に展開する人情小説シリーズ第2弾。孤児で荒んだ生活を送っていた男が、やがて身を起こし煙草屋の店を構え、さらに人気狂歌師へと成り上がるが、そこから躓きが始まりやがて転落へと進む様を克明に描く「藁」。自立した江戸のキャリアウーマンとも言うべき仕立て屋の女。しかしながら妻子持ちの男との腐れ縁が断ち切れず、行くたてに不安を感じながら送る日々を描いた「たそがれ」。何れも木戸番小屋夫婦が心の拠り所となり癒しの存在となっている。江戸下町情緒と共に庶民の哀歓が見事に描かれた秀作

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