Books

傑作集 日本ハードボイルド全集 7 創元推理文庫

北上次郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488400279
ISBN 10 : 4488400272
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“日本ハードボイルド全集”最終巻は、一作家一編で厳選したアンソロジーをお届けする。大坪砂男の探偵作家クラブ賞受賞作「私刑」を巻頭に、片岡義男、小泉喜美子、小鷹信光ら翻訳者としても名高い人々の珠玉編や、笹沢左保、藤原審爾といった流行作家のシリーズもの、さらには高城高の全集未収録短編など全16編に加え、編者書き下ろしの「日本ハードボイルド史」概説を収録。

【著者紹介】
北上次郎 : 1946年東京都生まれ。明治大学卒。評論家。2000年まで「本の雑誌」の発行人を務める。2023年没

日下三蔵 : 1968年神奈川県生まれ。専修大学卒。書評家、フリー編集者

杉江松恋 : 1968年東京都生まれ。慶應義塾大学卒。書評家、ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • みなみ

    ハードボイルドのアンソロジー。編者による「日本ハードボイルド史」は読み応えがあったし、収録された短編の中では「あたりや」や「凍土のなかから」がお気に入り。ハードボイルドの定義にはいろいろあるものの「対象を突き放したうえで私情を差し挟まずに描く文学形式、ないしはその文体」という定義どおりで、読後感がよくない作品も多かった。勧善懲悪のように上手くはいかないけれど、それもハードボイルドの良さなのだろう。

  • くさてる

    全集もいよいよ最終巻。この全集で出会えた作家もたくさんいます。楽しめる全集でした。「傑作集」の名に恥じない玉揃いのアンソロジーで大満足です。「ハードボイルド」という言葉から受ける印象はひとそれぞれだと思いますが、どの作品にも「それ」としか呼びようがないそれを感じます。それでも一般的なイメージからしたら、異色と呼ばれかねない小泉喜美子「暗いクラブで逢おう」が個人的に一推しでした。この抑制されたセンチメンタリズムはハードボイルドの名にふさわしいものと思います。

  • もえたく

    2023年1月に逝去した北上次郎氏が企画した全集。巻末にある「日本ハードボイルド史」目当てで購入。北上氏の『冒険小説論 近代ヒーロー像100年の変遷』と同じように、楽しみが増えてワクワクさせられます。短編としては、稲見一良『凍土のなかから』がお気に入り。『セント・メリーのリボン』読み返したくなりました。

  • ツキノ

    2023年9月発行。「片岡義男」で検索していてみつけた。全集の最終巻。この全集を企画し編者でもある北上次郎氏が1月に亡くなっているが「日本ハードボイルド史」のリレー解説「成長期・1980-1990年代」は生前に書き上げていたとのこと。

  • ネムル

    昭和ハードボイルドに漠然とイメージするところの暴力や非情の物語にやや苦手意識を覚えつつも、センチとリリシズムの間に絶妙なバランスを保つ作品や、その向こうに社会がみえる作品にひかれた。片岡義男、小泉喜美子、石原慎太郎、藤原審爾、大坪砂男など好印象。笹沢左保の木枯らし紋次郎も初めて読んだが面白い。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items