Product Details
ISBN 10 : 4759816860
Content Description
海のプラスチックはなぜ問題か?
汚染の実態からマイクロプラスチックの影響まで、
海洋プラスチックごみ研究の第一人者が
新たな環境問題への挑戦を真摯に語る。
2019年、大阪G20サミットで「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」が示され、
2050年までに海洋プラスチック汚染ゼロ目標が合意された。
なぜ海のプラスチックは問題とされるのか。
また、海洋プラスチック問題で言及される
「マイクロプラスチック」とはどのようなものなのか。
本書は、 2007年から海洋ごみの研究を始めた著者が、
海洋プラスチック汚染の実態、
マイクロプラスチックが生物に与える影響などを、
科学的な根拠に基づき丁寧に解説。
さらに、海のプラごみ低減のために何ができるか、
真摯な言葉で提言する。
●はじめにより
日常生活にありふれた便利なプラスチックですが、
ひとたび環境中に捨てられてしまえば、謎の多い厄介ものに変わります。
時を経るにつれて細かく砕けていくプラスチックごみが、
最後はどこかに消えて、行方がわからなくなる謎。
そもそも、地球環境下でプラスチックは
どこまで小さく砕けるのでしょうか。
海水より軽いポリエチレンやポリプロピレンといった素材のプラスチック(中略)を、
海底に運ぶ海の仕組みとは?
海面から海底に広がるプラスチックごみは、海洋生物にとって
深刻な脅威となるのでしょうか。
研究が進むにつれ、これら海洋プラスチックの謎は深まるばかりです。
【著者紹介】
磯辺篤彦 : 1964年、滋賀県生まれ。88年愛媛大学大学院修士課程修了。九州大学助教授、愛媛大学教授などを経て、九州大学応用力学研究所教授。博士(理学)。専門は海洋物理学。海洋プラスチックごみ研究の第一人者として、環境省の研究プロジェクトや、国際協力機構と科学技術振興機構の研究プロジェクトでリーダーを務める。国内では環境省・海岸漂着物対策専門家会議の座長、国外では国際科学会議・海洋科学委員会・海洋プラスチックごみ作業部会や、国連環境計画・科学諮問委員会の委員。環境大臣賞環境保全功労者表彰(2018年)、内閣総理大臣賞海洋立国推進功労者表彰(2019年)、文部科学大臣表彰科学技術賞(2020年)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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