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ISBN 10 : 4772419349
Content Description
女として生まれ育ち、「ふつう」を願い、罪悪感に押しつぶされながら、男になりたいとカミングアウトした、「僕」の物語。急転する子どもの人生にとまどい、憤り、悲しみ、それでも子どもと共に歩むことをあきらめなかった、「母」の物語。トランスジェンダーの医療概念と社会通念の変遷、家族を取り巻く社会構造の変容に翻弄されながら交差する2つの物語は、ついにひとつの結論にたどりつく―
目次 : 第1部 とまどいの中を生きる―カミングアウトと家族の物語(親へのカミングアウト/ 誕生と違和感―幼少期〜中学校時代/ 反発と孤独―高校〜大学時代(カミングアウト前)/ カミングアウトの明暗―告白と母の背景/ 母と子、異文化の咀嚼と変化―母との対話と終戦/ 身体の変化と初めて生まれた“夢”―手術〜大学受験/生き直し)/ 第2部 長い闇を超えて(22歳から見る未来 30歳から見た過去/ 男と女のはざまで―境界から見えたもの/ 心地よさと寄る辺なさと―当事者コミュニティへの帰属と格差/ 傷つく私・傷つける私―立場の反転による価値観の瓦解/ 「わたしは罪人」―社会での葛藤と劣等感の再燃/ 暗い闇の中から―他者の関わりと回復への光/ 違ったままで、でも共に―親子の10年間の結論)
【著者紹介】
勝又栄政 : 1991年岩手県生まれ。トランスジェンダー男性。旧名は美穂。22歳で改名・乳腺/乳房の切除手術を行う。性別適合手術は受けていないため戸籍上の性別は女性。現在は、就労移行支援員として働く傍ら、宮城教育大学非常勤講師、立命館大学大学院先端総合学術研究科に所属し、研究を行っている。専攻は社会学。「トランスジェンダーの子を持つ親の“経験”と背景」というテーマで、日本の学術振興会特別研究員(2023年度)に採用。今後は人の持つ「受け入れがたさ」の背景について、さらに研究予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読了日:2023/02/04
チェアー
読了日:2023/03/28
チェアー
読了日:2025/01/07
hasebo
読了日:2022/12/23
FUKUIKE
読了日:2023/02/16
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