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あの夏、最後に見た打ち上げ花火は ガガガ文庫

助供珠樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094515497
ISBN 10 : 4094515496
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

彼女と出会った、忘れたくないあの夏の日

何もないのどかな田舎町・松乃に暮らす中学2年生の眞田寛樹は、幼なじみの三島桐子・親友の阿久津恒正らと、毎年変わることのない夏休みを過ごしていた。そんなある日、徹夜をしてしまった寛樹は熱中症で倒れてしまい、助けてくれた謎の美少女・伊藤ノアに恋心を抱くようになる。日本語をうまく理解することのできないノアのために寛樹は妹のなずなと一緒になって、自分たちが暮らす町を案内したりしながら、徐々に距離を縮めていく。そんな時、寛樹はノアに過去の記憶がなく、深海生物に似た奇妙な生き物と共に自身がよく通っている駄菓子屋・伊藤商店の庭に倒れていたところを発見されたという事実を知る。さらに謎の生物がしゃべる名前が、先日まで自分が読書感想文を書くために読んでいた小説の作者の本名だということがわかり、ますます混乱していく。ノアが記憶をなくしたまま不安な毎日を過ごしていると感じた寛樹は、彼女の記憶を取り戻すべく、さまざまな場所に彼女を連れて行ったり、小説内に書かれたことを調べたりしていくのだが……。第9回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作品。中学生の男女が繰り広げる甘くせつないひと夏の青春グラフィティが登場。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まりも

    自分の住む何もないのどかな田舎町を舞台にした小説を読んだ主人公・寛樹が小説の登場人物とそっくりの美少女・ノアと出会い恋をする物語。話としてはベタベタで個性を感じれなかったが、皆の記憶から消えようとするノアに会う為に必死になって走る姿や作品の中に出てくる小説とのリンクのさせ方は結構良かったですね。どうせなら中途半端に幼馴染達との三角関係を入れるんじゃなく、二人の恋にもっと焦点を当てた展開にした方が良かった気がします。ちょいと薄味すぎるけど、読後の余韻を含め自分の好きなタイプなので次回作も期待したい所です。

  • よっち

    毎年変わらない夏休み。何もない地元の田舎町を舞台にした小説を読んだ中学生の寛樹が熱中症で倒れ、小説の登場人物とそっくりの美少女・伊藤ノアに助けられる物語。ストーリーとしてはノアに一目惚れした寛樹、そんな彼を気にかける妹なずなや幼馴染の桐子、桐子に片思いする親友の恒正という分かりやすい構図でしたが、最初はノアに気に入られようと必死だった寛樹が、出会った人たちの記憶から消えようとする彼女に気づき奔走する姿は、小説に描かれていたひと夏の出会いともリンクしていて、交わし合った想いの余韻がとても印象的な物語でした。

  • かんけー

    何故か読み終わってとても懐かしい気分になった♪ストーリー的にはアンハッピーっぽく終わったけど誰もが通る夏休みの甘酸っぱい思い出の一篇...みたいな。ノアのキャラクターの描き方がチョッとだけ弱いかな?と云う印象を感じたけど、アンハッピーの場合は此で良いのかも(^.^)ノアの言ってた「迎えが...」のセリフにかぐや姫かよっ!と思わず(笑)突っ込んでしまった(^_^;)芋虫みたいな生き物(?)がキーワードなんだろうけどその正体を明かさなくて正解だね、アンハッピーなんだから(しつこいな笑)寛樹、恒正、桐子の3人の

  • Peter Rabbit@ポプちゃん大好きです

    《あらすじ・感想》中学2年の眞田寛樹は何もないど田舎に暮らし毎年通りの夏休みを送っていた。いつもの仲間、いつもの家族、いつもの景色。いつもの夏休みじゃなくなったのは謎の美少女伊東ノアと出会ったことから始まる。そしてノアには記憶がないことを知りノアの記憶を取り戻す為夏を捧げる。そしてある日ノアの秘密を知り、寛樹が取った行動とはーーー。 読んでる途中と読み終わったあと物語のイメージが凄く変わりました。読み進めやすいキャラ設定だから初心者向けにもおすすめできます。感動というよりなんか圧巻って感じです😁

  • 半熟タマゴ

    ひと夏の儚くて切ないお話。SF的な部分が少し説明不足な感じはしたけれど、こういう青春小説もいいものですね。

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