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スタグフレーション--生活を直撃する経済危機 祥伝社新書

加谷珪一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396116668
ISBN 10 : 4396116667
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan

Content Description

2022年に入り、多くの商品で値上げが続いておりインフレの様相を呈している。専門家の多くが「デフレ」を大合唱していた数年前から、現今の情勢を予測・発表してきた著者は、円安という特殊要因が加わる日本ではさらに厳しくなり、不況下のインフレ、すなわちスタグフレーションに陥る可能性がきわめて高いと言う。賃金が上がらず、物価だけが上昇する状況では、もはや単純な節約では乗り切れない。これまでとは異なる対処法が求められる。スタグフレーション時代にいかにして生活を守るか。国際経済の動きとも絡めて、説明する。

目次 : 第1章 インフレの到来/ 第2章 モノの価格はどう決まるか?/ 第3章 円安がインフレを加速させる/ 第4章 オイルショックから学ぶ/ 第5章 インフレとスタグフレーションの仕組み/ 第6章 スタグフレーション時代の生活防衛術

【著者紹介】
加谷珪一 : 経済評論家。仙台市生まれ。1993年東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在、「ニューズウィーク(日本版本誌)」「現代ビジネス」など多くの媒体で連載を持つほか、テレビやラジオで解説者やコメンテーターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • まゆまゆ

    不景気の中で起こるインフレ、スタグフレーションに陥る可能性が高い日本で、最近の物価上昇について分析する内容。エネルギー価格の上昇は地政学リスクだけでなく世界的な需要増が原因で、この流れはこれからも続く。だからこそ企業が価格に転嫁し物価上昇を招いているが、未だに賃金にまで反映されていない状況が続いている。個人単位で備えても、また不景気と呼ばれる時代が来てしまうのだろうか……

  • *+:。.もも.。:+*

    テレビでよく見かけるコメンテーター。柔和な印象の通り、経済の説明もわかりやすかった。

  • 生ハム

    糾弾すべきは、物価高化でなく、低賃金。読んでみて、「物価」というものに対する見え方が、大きく変わった一冊でした。一番ハッとさせられたのは、「従業員は同時に、消費者であること」の裏側にある、 「消費者は同時に、従業員であること」。 輸入に頼っている現在、今の物価高はしかたありません。その一方で、これだけ内需に頼っている国が、値上げを行わないと同時に従業員の賃上げをほとんど行ってこなかった。このことの重大さはもっと痛感すべきなのだな・・・と思いました。再び日本が「貧しい」国になれば、海外から工場が来ますね。

  • ほよじー

    ★★★★インフレが進むとより安い商品、代替品が存在しなくなる。インフレ時代の節約方法は、単価の安い食料品等での節約はあきらめ、家電や車、住宅など高額商品でどうしても必要になった時に安く買い替える。住宅ローンを組むなら固定金利。円安が続くのなら米国株に投資する方が利益が得られる。政府は金利を上げずインフレ放置するかも。なぜなら物価が2倍になれば現在1000兆円の政府債務の政府負担は実質半分になるから。その場合我々国民が銀行に預けたお金の価値も実質半分に減ることになる。

  • turtle

    不景気とインフレが同時進行するスタグフレーション。過度なインフレで最も得をするのが莫大な債務をかかえる日本政府ということは、現在の状況は意図されたものと言え、ますます苦しくなるなぁ、という実感。本書に書かれている対策はどれも真っ当なものであり、淡々と備えを構築するほかなさそうです。

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