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もっと知りたい上村松園 生涯と作品

加藤類子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784808708139
ISBN 10 : 4808708132
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ご近所の松園さん、京の育んだ画才。生い立ち、初期文展での活躍、母の死、円熟の境地、そして晩年。上村松園の74年にわたる美人画家としての人生を年代順に辿りながら、作品の魅力と本質に迫る。

【著者紹介】
加藤類子 : 京都市生まれ。1961年、同志社女子大学英文科卒業。1963年、国立近代美術館京都分館学芸課に勤務。1991年、同館主任研究官。1998年4月、池坊短期大学教授。2004年、同校退職。他に、京都造形芸術大学非常勤講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 井月 奎(いづき けい)

    上村松園が描く静かな佇まいはそれでも香りが豊かで唯一無二の美しさです。静けさを感じる日本画というと小林古径が思い出されますが、彼の静けさと松園のそれは全く違います。古径は居合のような鋭さで対象の存在を留めるのです。ですから古径は何でも描けますし、余白ですらその絵の中に留まることがかなうのです。比べて松園は人の仕草を舞とみて、その一瞬の息継ぎを見計らい、そこを描き切るので松園の絵は動きがあり、嫋やかです。それが美人図にぴたりと相性が合うのでしょう。ほんのわずかな野暮ったさはそこでは優しさに変化します。

  • 糸車

    意外に近いらしい松柏美術館、すぐには無理でも年内には行きたい…。実は女性なのだと知ったのは割と最近で、明治時代に絵で身を立てるのって大変な苦労があったのでは、と美しい絵と共に人物にも興味が出てきた。勿論字を読み飛ばして絵だけ鑑賞するという手もあります。図書館で借りたのですが、手元に置きたくなってうずうず。お子さん、お孫さんの絵も見たいのでやっぱり近々行きたいです、松柏美術館。

  • アイアイ

    生い立ちの解説(年齢付きが嬉しい)、美しい作品、生前のモノクロ写真が数多く掲載され読み応えがありました。 理想を描現する、「あこがれ」を追い求め修業の日々、激動の私生活、若い頃からこれだけの実力と活躍の場を持ちながら死が訪れる 一年前に「あまりに遅すぎる顕彰」の文化勲章を授与。男社会の因習の中で「女は強く!」の信念を持って生き抜いた 画道一筋の人生。▽図書館

  • Yuririn_Monroe

    作家さんの生い立ちと主な作品が紹介されている「もっと知りたい」シリーズ。松園の生い立ちはとても興味深く、読んでて新鮮でした。要所要所に松園さんのエッセイ、「青眉抄」の引用文が載っており、松園さんの描こうとした女性像についてなどが生活の細かな気付きから書かれていて印象に残った。松園さんの描く女性、本当に美しくて大好きです!!

  • Bartleby

    美人画といえば東の鏑木清方、西の上村松園。解剖学にも比較的正確に描いている鏑木に対して上村の描く女性はのびやかで自在に伸び縮みできそう。どの絵も着物が良い。「舞仕度」「虫の音図」「朝ぞら」「風」「娘深雪」「蛍」etc...それにしても彼女が能を題材にした絵が凄まじい。照日前を描いた「花がたみ」からほとばしる狂気。また謡曲「葵上」など、ゾッとして鳥肌がたった。紫と黄の藤の花をあしらった着物がとても美しいのだが、よく見るとその花房が背骨と肋骨を連想させ、これがまた怖い。晩年の「牡丹雪」の清澄さ。

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