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カビンくんとドンマちゃん -感覚過敏と感覚鈍麻の感じ方-

加藤路瑛

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784847073281
ISBN 10 : 4847073282
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

暑い寒いを感じにくい、ケガが多い、光がまぶしい、服が痛い―その違和感には理由がある!―“感覚の困りごと”をストーリーで追体験!現役高校生の実体験が原案。

目次 : 1章 カビンくんとドンマちゃん(僕は、制服が痛い。まるでサンドペーパーでできたブレザーだ。/ 僕は、給食が食べられない。これは「好き、嫌い」「おいしい、まずい」の話じゃない。僕の全細胞が拒否をする。/ 寒いってどんな感じ?おなかが空いたって、どんな感じ?みんなは知らない。「感覚鈍麻」の話 ほか)/ 2章 感覚の世界×困りごと(世界は刺激にあふれている。音は痛くて、光は目に刺さる。中でも歯科医院は、刺激のフルコンボだ。/ 痛いものを身につけるより、寒い方がはるかにマシ。凍えるような寒さの中で、コートが不快な僕に「そもそも寒くない」とドンマちゃんは笑ってくれた。/ 「我慢強いね、なんて褒めてもらうけど、本当は、痛いって感覚がよくわからないだけなんだよね」 ほか)/ 3章 「人と同じでいたい自分」と「人と違っていい自分」(みんなの楽しいことに、水を差してしまう。みんなの顔を曇らせる。僕の存在が、みんなの迷惑になっている。そんな自己嫌悪の沼にハマってしまう日がある。/ 私服で登校。教科書はタブレットに。「みんな違って、みんないい」とは言うけれど、みんなの本音はどうなんだろう?/ 「できないより、できる方がいい」僕自身が一番、ずっとそう思っていた。「できても、できなくてもいい」そんなふうに自分の定義をゆるめたら、世界が少し変わって見えた。)/ 巻末Q&A 感覚の世界の困りごと、どうしたらいい?加藤所長、教えて!

【著者紹介】
加藤路瑛 : 2006年2月生まれ。高校3年生。12歳の時に起業し、株式会社クリスタルロードの取締役社長に就任。代表権を取れない年齢のため、親が代表取締役、子どもが取締役社長になる起業スタイルを「親子起業」と名付け、子どもの起業や親子起業の面白さを伝えている。「今」をあきらめない社会を作ることをビジョンに掲げ事業を展開、メディア出演や講演活動も行っている。現在は自分の困りごとである「感覚過敏」の課題解決に向き合い、感覚過敏研究所を立ち上げ、感覚過敏がある人たちが暮らしやすい社会を作ることを目指し、商品・サービスの開発・販売・感覚過敏の研究に力を注いでいる

黒川駿哉 : 1987年生まれ。児童精神科医・医学博士。英国にてADOS2(自閉症スペクトラム観察検査)、ADI‐R(自閉症診断面接)の研究用資格を取得し、児童・発達障害領域の腸内細菌、遠隔診療など多数の国内外の研究に携わっている。子どもの主体性を引き出す様々な団体の活動支援に力を注ぐ

中村至宏 : イラストレーター。主に書籍の装画や挿絵、広告、CDジャケット、MV用イラスト等を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • タルシル📖ヨムノスキー

    感覚過敏の著者が、感覚過敏とは、また感覚鈍麻とはどういうことか、日々どんなことに困り悩んでいるかを、小説仕立てでわかりやすく解説してくれている本。感覚の障害(この言葉が適切かはわからないけれど)というのは肢体不自由や視覚障害などのように一見してわかるものではないので、なかなか理解を得にくいかもしれない。大変かもしれないけどまずはこの本のように当事者が声を上げることが大切。引きこもったままで「理解してほしい」というのはやっぱり無理があるから。まずは知ること、そして想像をめぐらし自分に引き寄せて考えること。

  • ぽんてゃ

    不快は我慢するしかないと思ってたので麻痺しちゃってはいるけど、疲れやすさを改善するために何が不快かちゃんと感じとって潰していこうと思って感覚過敏や感覚鈍磨のことを調べていました。スキンケアやメイクや服装や音も確かにあるけども、人に触られる事が苦手なのも関係あるのかな?こうなったら性交位とかも繋がってくるのかな?🥹 自分はあと何の対策が必要だろうか。過敏は防ぐ対策が割と思いつくから自分の中の鈍磨を気にかけようと思った。

  • ユウティ

    目にとまったので読んでみる。カビンくんとドンマちゃんの学校生活を切り取ったストーリーを2〜3ページ、補足と解説で2〜3ページという構成。とても分かり易く書かれている。けれど感覚鈍麻は特に想像が難しかった。頭では分かるんだけれど、自分の身に起きる状態をイメージしにくかった。でも知らなかっただけで、同級生にもきっとこういう困難を抱えた子がいたんだろうなあ。

  • ろし

    大変わかりやすく書かれてあり理解出来ました。 感覚過敏 制服が痛くて着れない、教室の窓際が眩しすぎる、味覚が過敏で食べれないものが多い。苦痛だから出来ない事が周囲からはワガママな人だと勘違いされる。 こんなに大変な事だと知りませんでした。何気なく手にした本でしたが知ることが出来て良かった。

  • あゆお

    少しずつ感覚過敏については知られるようになってきたけど、鈍麻についてはまだまだだよね…

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