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芸術文化の投資効果 メセナと創造経済 文化とまちづくり叢書

加藤種男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784880654508
ISBN 10 : 4880654507
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan

Content Description

経済と文化は対立関係にあるとみなされてきた。あるいは、経済と文化の関係は常に緊張をはらんできた。経済から見ると、一方的に支援を要請してくる文化は金食い虫で、経済的負担わもたらすことはあっても、まさか経済発展に寄与するなどとは考えもしなかった。にもかかわらず不思議なことに、企業や経済人が惜しみなく芸術文化に投資を続けてきた事例を多数見出すことができる。投資者にとって決して有利とは見えない投資をなぜ多くの人がしてきたのか。100社超の企業事例を収載!

目次 : 第1部 創造経済の現場 その多様な広がり(企業が担う地域創造、創造都市の展開/ 文化の多様性、メセナの多様性/ 文化施設ハードとソフト/ 東日本大震災と企業メセナ/ アート・プロジェクトの時代/ 「企業メセナ」の誕生)/ 第2部 企業メセナの前史 先駆者たちの文化投資(殖産興業の時代―原三溪の夢/ 民衆文化の再評価と総合芸術の成立)/ 第3部 芸術文化のトラウマから脱するために(グローバルとローカル)

【著者紹介】
加藤種男 : クリエィティブ・ディレクター。アサヒビール株式会社企業文化部を経てアサヒビール芸術文化財団事務局長を務めた。アサヒ・アートフェスティバルなど多数の企画を立ち上げる。2004〜10年横浜市芸術文化振興財団専務理事兼大佛次郎記念館館長。12〜17年企業メセナ協議会専務理事。そのほか東京都歴史文化財団エグゼクティブ・アドバイザー、京都造形芸術大学客員教授、文化審議会政策部会委員など歴任。芸術選奨文部科学大臣賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Yoshi

    企業メセナの話。 経済と文化は対立関係にある、が文化への投資は研究開発に投資するのと同じである、ベネッセ福武さん(直島のスポンサー)の「経済は文化創造の為にある」という話が印象的だった。 現場にいるとお金と芸術の関係って本当に難しい問題だと思う。

  • yyhhyy

    アサヒビールでメセナ活動をしていた人による企業メセナ事例集。必ずしもアサヒビールの取り組み紹介やそのビジネス構造の紹介があるわけではなく、収支構造や経済効果の話よりもメセナ活動に取り組む企業のご紹介という内容。こんなに色んな企業がメセナ活動をしていたのかと驚かされる。

  • かすみ

    勉強。公益資本主義の考え方。

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