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やがて哀しき憲法九条

加藤秀治郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784886564276
ISBN 10 : 4886564275
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan

Content Description

日本国憲法はどのような過程で制定されたのか、自衛隊は軍隊なのか、集団的自衛権をめぐる政府の憲法解釈など、難しい憲法第9条の話をやさしく道案内します。

目次 : 「無条件降伏」の下での憲法制定だったのか/ GHQ秘密検閲の下での憲法制定/ GHQはどう秘密検閲を行ったのか/ 公職追放の憲法制定への影響/ 侵略戦争、防衛戦争とマッカーサー/ 意外な党が「防衛は可」を主張/ 芦田修正と本人の意図/ 「講和」と憲法九条/ 日米安保と憲法九条/ 憲察と軍とネガティヴ・リスト〔ほか〕

【著者紹介】
加藤秀治郎 : 昭和24年、岩手県生まれ。慶大法卒。同大学院法学研究科を経て、京都産業大学専任講師、助教授、教授。平成12年から同27年の定年退職まで東洋大学法学部教授。現在、東洋大学名誉教授、法学博士(慶大)(専攻は政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kiki

    憲法第9条の制定経緯では、もともとはマッカーサーは侵略戦争だけでなく防衛戦争(自己の安全を保持する手段としての戦争)も不可とする方針であったが、部下のケーディスらがどの国家にも自己保存の権利があると主張し削られた。国連憲章でも防衛戦争は是認されており、武力制裁も国連加盟国は協力することとなっている。そういう前提も含めて改憲議論をすべき。護憲派は集団的自衛権の是非から逃げていないのか、そもそも安全保障のあり方も考えているのか。「緊急は法を破る」との法格言に則ると改憲は必要ないのか。神学論争はやめよう。

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