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オペラで楽しむヨーロッパ史 平凡社新書

加藤浩子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582859362
ISBN 10 : 4582859364
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan

Content Description

フランス革命前夜の空気を音楽に遺したモーツァルト、イタリア、ドイツの統一運動とヴェルディ、ワーグナーの関わり、一九世紀終わりのヨーロッパを席巻した「ジャポニスム」、フランス史上最も有名な女性ジャンヌ・ダルクの光と影、そしてシェイクスピア劇の題材になった歴史の虚実…。“魔笛”“タンホイザー”“蝶々夫人”ほか、有名曲多数登場。劇中に描かれた史実や人物の「本当の姿」とは。オペラを知れば歴史がわかる!

目次 : 第1章 モーツァルト「三大オペラ」とフランス革命/ 第2章 ヴェルディとイタリア統一―「建国の父」という神話/ 第3章 ドイツ統一とワーグナーのオペラ/ 第4章 ジャポニスムが行き着いた「幻想の日本」―“蝶々夫人”への道/ 第5章 時代の写し絵となったフランスの国民的ヒロイン―ジャンヌ・ダルクとオペラ/ 第6章 シェイクスピアと歴史とオペラと

【著者紹介】
加藤浩子 : 東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、同大学大学院修了(音楽史専攻)。大学院在学中、オーストリア政府給費留学生としてインスブルック大学に留学。著述、講演活動のほか、オペラ、音楽ツアーの企画・同行も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    加藤浩子さんは美術の中野京子さんとよく似ている。ともに、芸術への理解が深いだけでなく、背景となる社会や歴史との関係を見事に紡ぐことの出来る貴重な存在である。この本も、世界史図録を横において楽しく読んだ。イタリア統一とドイツ統一におけるヴェルディとワーグナーの役割の違いは成る程と思う。ヴェルディは神格化され、ワーグナーの反ユダヤ主義は批判されるが、実は…。モーツァルトとフランス革命、ジャンヌ・ダルク、シェイクスピアなど話題満載。「蝶々夫人」に対する「筆者はこのオペラが苦手である」という告白に、私も大賛成!

  • どら猫さとっち

    オペラの背景には、歴史がある。モーツァルトからヴェルディ、ワーグナーなど、作品の内容から制作、歴史情勢まで細かく分析したオペラ案内。実在する人物の正体、世界が憧れた国の幻想の裏側、シェイクスピア原作のあのオペラの実像…。中野京子「怖い絵」のような、オペラが初めての方も面白い内容になっている。続編もあるらしく、機会があれば読んでみたい。

  • m

    オペラを勉強して歴史も学べたら一石二鳥だと思い選んだ本。私には少し難しかった。芸術や文化はその時代の世相を反映するもの。日本人女性として「蝶々夫人」は見たいと思わないなぁ。

  • 都人

    この本の一番面白かったのは、リヒヤルト・ワーグナーの章。ヒットラーが好んだこともあって、戦後のドイツ政府の高官は、行きたくてもバイロイト詣を遠慮していたが、音楽好きの小泉総理が訪独の際、彼がバイロイトに行きたいと言い、同伴するという目的でドイツ政府の高官がバイロイト行ったことが、その後の訪問の免罪符に成ったと言う話。

  • あんさん

    シェイクスピアから統一国家の成立、さらにジャポニズムまで盛りだくさんの内容で楽しめた。楽器の先生からシェイクスピア(オテロだったが)を読むように言われたこと、「ある晴れた日に」はピチカートで大砲を描写する部分があるのだが、学生オケで弾いたとき、入りが分からなくなって落ちてしまったことなどを思い出した。

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