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宇宙と宇宙をつなぐ数学 Iut理論の衝撃 角川ソフィア文庫

加藤文元

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044007379
ISBN 10 : 4044007373
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人類に残された超難問、ABC予想。その解決をも含むとするIUT(宇宙際タイヒミュラー)理論が2012年、京都大学の望月新一教授によって発表された。その難解さと斬新さから「未来からやってきた論文」とも称され、数学界のみならず世界に衝撃をもたらした。その後、専門誌に受理されたが、混乱はなお続いている。望月教授と親交を重ねてきた数学者が、理論のエッセンスをわかりやすく紹介。望月教授の特別寄稿も収録!

目次 : 第1章 IUTショック/ 第2章 数学者の仕事/ 第3章 宇宙際幾何学者/ 第4章 たし算とかけ算/ 第5章 パズルのピース/ 第6章 対称性通信/ 第7章 「行為」の計算/ 第8章 伝達・復元・ひずみ

【著者紹介】
加藤文元 : 1968年、宮城県生まれ。東京工業大学名誉教授、角川ドワンゴ学園理事、株式会社SCIENTA・NOVA代表取締役。97年、京都大学大学院理学研究科数学・数理解析専攻博士後期課程修了。九州大学大学院助手、京都大学大学院准教授などを経て、東京工業大学教授。2022年退職。著書『宇宙と宇宙をつなぐ数学IUT理論の衝撃』(KADOKAWA)で第2回八重州本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ひめありす@灯れ松明の火

    【朋来堂科学部課題図書】最初の課題本は数学の話。以前フェルマーの最終定理を調べた時にちょっと登場した望月先生。どうもクロード・シャノンが私と世界の解をつなぐ鍵のような気がしてならない。

  • sheemer

    聞き読みIUT理論の解説をしようとした本。もとがニコ生のMathPowerの講演に基づくそうで、実際に講義録的な呼びかけが随所になされる。のと、講演が元なせいか、文章の冗長な繰り返しが多い。ちゃんと整理すれば、30%程度は短縮されそうに思う。聞き読みだが、わずかに出てくる数式はちゃんと理解できた感じだった。が、ニコ生の講演も見たので理解できたのかもしれない。素人向けの解説書で数式をなるべく使わず比喩で、ということだが、もう少しだけ奥まで話してもらいたかった気もする。テキスト版も呼んでみるべきか…

  • ドラマチックガス

    文庫化を待っていた本。NHKスペシャルは録画してまだ見ていない。正直、いまいちだった。もとより、IUT理論をこの本で理解できるなどとはまったく思っていなかったけれど…取り敢えず、足し算と掛け算をわけて考えようというぶっ飛んだ発想だった、ということなんだけれど、「足し算と掛け算って実はこんなに違う」と「対称性とは」という話が全体の半分くらいで、正直ここまで繰り返さなくていいよ、という感じだった。著者の方のわかりやすく、読みやすくという思いを受け入れられなかったもどかしさ。

  • かもすぱ

    京都大学の望月教授が発表して数学界に大論争をもたらしたIUT(宇宙際タイヒミュラー)理論。数学の難問であるABC予想を証明できるかも知れない鍵は、なぜ大混乱をもたらしたのか。数学界の状況や、望月教授を取り巻く環境を織り交ぜながら、ABC予想がなぜ難問なのか、IUT理論とはざっくりどんな仕組みなのかを解説する。以前NHKスペシャルでABC予想とIUT理論の特集があり「数学で宇宙の話!?足し算と掛け算の関係を説明するのにとんでもない苦労があるんだな」と感じたが、この本を読んでもう2周くらい同じ感想になった。

  • シタン

    【科学部課題図書】望月先生と親しい数学者によるIUT理論の一般向け解説。前置きとして数学者の仕事や望月先生の人柄、IUT理論の革新性などの話がある。望月先生自体がだいぶ興味深い。参照されているブログも読んだが、外国語を使うことに対する考え方は結構過激。IUT理論は、アナロジーを駆使して直観的に説明を試みていて、その雰囲気を味わえる。重要な点は足し算と掛け算の分離、異なる数学の舞台を想定し舞台間で対称性通信をすることらしい。群論を勉強しておくと理解しやすいかも。数学がいかに直観的かも体感できて良い。

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