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警視庁レッドリスト

加藤実秋

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094068344
ISBN 10 : 4094068341
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan

Content Description

警視庁内部には、違法行為、コンプライアンス違反には至っていないが要注意と判断された職員の名簿、通称「赤文字リスト」がある。増加する警察官の不祥事と世論への対策として、赤文字リストに載せるべきか内偵する部署「職場環境改善推進室」が設置された。室長は、阿久津慎。監察係係長だった元エリートだ。室員は、民間企業出身の三雲みひろ。セクシャルマイノリティ、不倫など「警察」という組織にゆえに問題視される厄介かつデリケートな事案を、リスト入り寸前の凸凹バディが調査する。やがて二人はリストに隠された組織的陰謀を察知する。新警察小説、誕生。

【著者紹介】
加藤実秋 : 1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で創元推理短編賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • タイ子

    警視庁の監察係と言えば、警察官の不祥事を取り締まるいわば警察の中の警察。赤文字リストに載せるか否かを判定する部署が新設され、室長に元エリート監察係の阿久津慎と民間企業出身の三雲みひろが就任。2人の取り締まる様々なコンプライアンス違反、それぞれの事情の裏に隠されたもう一つの事情が出てくるのが面白い。この作品の根底にあるレッドリストという存在。絶対機密の文書が外部に、それを追う警察組織の陰謀と驚くべきリストの内容。本庁監察に返り咲きを狙う上昇志向の強い阿久津と三雲のコンビがなんか面白い。続編があれば嬉しい。

  • ma-bo

    作者の作品は初読み。警察内の不倫、宗教、借金等の問題を内偵する、元エリート監察官と、民間出身で中途採用の女性警官のコンビ。設定は良かったけど少し内容にはのめり込めなかったかなあ。

  • 坂城 弥生

    みひろが警察に採用された理由がイマイチわからなかったけど、ちゃんと警察学校に入れてルールの理由を教えてたら最初から使える人だったのでは…?とは思った。 厳格過ぎるルールは不満も生むかもしれないけど、権力を持つ以上避けては通れないんだと思う。人を律する人間はまず自分を厳しく律することができる人間でなければならない。そんなことを思い出した。

  • みい坊

    読み終わるのに時間が掛かってしまいました。たぶん登場人物に魅力を感じなかったからかな。最初は読んでいて不愉快に成ることが多々有った。最後の最後、阿久津に芽生えた人間味がどう彼を変えていくのか、彼の個性的な家族が、この後どう彼に関わってくるのか▪▪真逆なコンビのこれからの物語に期待を寄せて読了。

  • さくさくと♪各お話しは好みだったけど、全体を通してのお話しは、ちと好みでなく…。みひろさんの私服が、強烈すぎて頭に浮かばず(^-^;

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