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ISBN 10 : 4763420186
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日本軍の貴重な戦争資源であった「生きた兵器」としての「馬」。軍馬の戦争動員、人と馬の共通感染症研究の史料を紐解く先に、歴史の影に深く隠れた細菌戦研究・生体実験実行部隊=「関東軍軍馬防疫廠100部隊」の姿が、いま克明に浮かび上がる。
目次 : はじめに―明らかにされる日本の細菌戦・人体実験/ 第1章 日本のコロナ対応にみる七三一部隊・一〇〇部隊の影/ 第2章 近代日本の戦争と軍馬、獣医学導入の歴史/ 第3章 軍馬、鼻疽と防疫―一〇〇部隊ができるまで/ 第4章 一〇〇部隊の実態/ 第5章 一〇〇部隊の戦争責任を問う―「留守名簿」とGHQ・LSの調査から/ 第6章 元岩手大学学長・加藤久弥の一〇〇部隊体験/ おわりに―七三一部隊と一〇〇部隊の「負の遺産」は未だ終わらない
【著者紹介】
加藤哲郎 : 一橋大学名誉教授。1947年岩手県盛岡市生まれ。東京大学法学部卒業。博士(法学)。英国エセックス大学、米国スタンフォード大学、ハーバード大学、ドイツ・ベルリン・フンボルト大学客員研究員、インド・デリー大学、メキシコ大学院大学、早稲田大学大学院政治学研究科客員教授、などを歴任。専門は政治学・現代史。インターネット上で「ネチズン・カレッジ」主宰
小河孝 : 元日本獣医生命科学大学獣医学部獣医保健看護学科教授。1943年東京都八王子市生まれ。北海道大学獣医学部獣医学科卒業。博士(獣医学)。農林水産省家畜衛生試験場などで研究職として35年間勤務(疫学研究室長、九州支場長)。ほかJICAベトナム国立獣医学研究所プロジェクト・チーフアドバイザーなどを歴任。専門分野は獣医疫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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