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自衛隊海外派遣 ちくま新書

加藤博章

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480075567
ISBN 10 : 4480075569
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

敗戦後の日本は憲法九条の規定により、軍隊の海外活動を禁じることとなる。一方、日本が飛躍的な経済復興を遂げ経済大国の仲間入りを果たす中、国際社会への経済援助だけでなく、人的な貢献が必要だとする議論が起こった。緊迫する国際情勢に対し、日本の自衛隊は何ができ、何ができないのか。転機となった湾岸危機後のペルシャ湾、イラク戦争、南スーダン、ソマリア沖、そしてウクライナ戦争に至るまで。自衛隊海外派遣の全貌を網羅し、日本のとるべき道を考える、必読の通史。

目次 : 第1章 敗戦から国際貢献へ(軍隊の解体と憲法九条/ 残された日本海軍 ほか)/ 第2章 前史―自衛隊以外の人的貢献(池田政権と安保騒動後の国内情勢/ 青年海外協力隊の創設 ほか)/ 第3章 始まり―「汗を流さない大国」からの脱却をめざして(冷戦の終結/ 国際協力構想と国内政治情勢の変容 ほか)/ 第4章 定着―地域紛争・テロとの戦いの時代(カンボジアPKO/ 同盟漂流と朝鮮半島危機 ほか)/ 第5章 自衛隊海外派遣のゆくえ―米中対立の時代(安倍政権の発足と安全保障体制の改革/ 集団的自衛権の解釈見直し ほか)

【著者紹介】
加藤博章 : 1983年生まれ。専門は国際関係論、日本外交史、東アジアの外交・安全保障政策。名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻環境法政論講座単位取得満期退学後博士号取得(法学博士)。防衛大学校総合安全保障研究科特別研究員、ロンドン大学キングスカレッジ戦争研究学部客員研究員、東京福祉大学留学生教育センター特任講師、防衛大学校人文社会科学群人間文化学科兼任講師、大連外国語大学外国語学部外籍講師などを経て、現在は日本戦略研究フォーラム上席研究員、関西学院大学国際学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nagoyan

    優。著書は1983年生。防大特別研究員などを経て現在日本戦略研究フォーラム上席研究員など。敗戦後の国際、国内情勢から説き起こし、日本の「国際貢献」の一環として海外派兵とは一線を画する(とされる)「海外派遣」がいかに定着してきたかを追う。画期は湾岸戦争後の掃海艇派遣にある。これを契機に世論も自衛隊の海外派遣を是認するようになる。PKO、イラク戦後復興支援、海賊対処等と、次第に任務も拡大した。ついには、集団的自衛権の行使部分容認に至り「海外派兵」となりかねない地点まで来た。分かりにくい話を要領よくまとめた本。

  • 竹の子

    著者前著は必ず読みたい。 国内制約上人的支援は難しく財政支援を中心にせざるを得ないがそれだと国際社会から評価はあまりされない、だから人的支援だ。ではなく、国家として国際社会へ貢献するためには人的支援を行う必要がある、その結果として国際社会から評価を受けた。という経緯があれば、ウクライナ支援における日本の世界での立ち位置も少し変わっていたのかもしれない。

  • お抹茶

    「おわりに」の10ページを読むだけでも自衛隊海外派遣に関する考え方の変化や背景となる国際事情がわかる。冷戦終結後,国連PKOのミッションが増加し,国連中心の新世界秩序の一翼を担うべきという意見も出たが,すぐに日米関係重視に舵を切った。「法的整備が追い付かず,アクロバティックな論理で現場が対応するという状態は日本の安全保障政策で繰り返されている」という指摘があるように,応急措置的な法解釈と現実の狭間で防衛省や自衛隊も苦労しているはず。集団的自衛権の解釈変更については意外と言及は少なめ。

  • takao

    ふむ

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