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自衛隊海外派遣の起源

加藤博章

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326302925
ISBN 10 : 4326302925
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自衛隊の海外派遣は1991年に初めて実現し、いまや当たり前の政策となっているが、それは突然出てきたものではない。終戦直後からさまざまな形で検討され、その議論の積み重ねが現在の政策の下地となっているのである。日本政府が何を達成し、どのような限界に直面してきたのか、資料を駆使して実証的に描き出す。

目次 : 序章 自衛隊海外派遣はどのように始まったのか/ 第1章 アジア・太平洋戦争の終結と海外派兵禁止の固定化―1945‐1960年/ 第2章 冷戦変容期における役割の模索―1970年代、総合安全保障と日米安保の深化/ 第3章 国際貢献意識の萌芽と人的貢献の模索―1980年代、インドシナ難民と国際緊急援助活動/ 第4章 自衛隊海外派遣の模索―1987年、ペルシャ湾安全航行問題/ 第5章 自衛隊海外派遣に向けた胎動―1990年、湾岸危機と日本/ 第6章 自衛隊海外派遣の開始―1991年、ペルシャ湾掃海艇派遣を中心に/ 第7章 自衛隊海外派遣の拡大―1992年、PKO協力法の制定と国際緊急援助隊法改正/ 終章 かくして、自衛隊は海外に派遣された

【著者紹介】
加藤博章 : 名古屋大学大学院環境学研究科単位取得満期退学、同大学で博士(法学)を取得。日本学術振興会特別研究員(DC2)、ロンドン大学キングスカレッジ戦争研究学部客員研究員、東京福祉大学留学生教育センター特任講師などを経て、現在:日本戦略研究フォーラム主任研究員、防衛大学校総合安全保障研究科兼任講師、関西学院大学国際学部兼任講師。専門は国際関係論、日本の外交・安全保障政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • rineoskiss

    戦後からペルシャ湾掃海艇派遣まで。人的な国際貢献を模索する中で青年協力隊ができたりとか。派遣の議論が本格化するまで防衛庁は関与せず外務省が官の主だったり。掃海艇派遣の直接的契機としドイツの派遣があったりと知らないことだらけだった。

  • だいちゃん

    印象的だった点をいくつか。 ・冷戦下の日本の安全保障政策における外務省の役割の大きさに驚いた。国際緊急援助隊法や国連平和活動法案など、外務省主導で国内法制定に動く姿は今からは想像がつかない。「総合安全保障戦略」をはじめ、軍事力抜きで安全保障を考えざるを得なかった当時の日本の苦しさを感じざるを得ない。 ・冷戦終盤になるまで、米国が自衛隊の海外派遣を求めたことはなかったのは意外であった。米国が日本に求めたのは、軍事基地としての価値と、自国防衛のための防衛費増額であった。 ・情報公開が研究にいかされていた

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