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伝承異聞 呪林(仮)竹書房怪談文庫

加藤一他

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801941090
ISBN 10 : 4801941095
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

呪いの木、ご神木、丑の刻参りや呪術に使われた木、木に宿る精霊、家の逆さ柱など、樹木に纏わる怖い話を集めた怪談アンソロジー!

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    実話怪談集。本書は木をテーマにした競作集となっている。アンソロジーらしくそれぞれの出来不出来はあるものの、総じてテーマがテーマだけに落ち着いた雰囲気の作品が多かったように感じられる。印象に残ったのはカルトに重点を置いた「木の話――ハーニーヌの鉄槌」。木の怪異というより人間の悍ましさを前面に出してきた感じ。他にもイジメの復讐を描いた「バルサ」や怖さより世知辛さが感じられた「お役所仕事」等が記憶に残るかな。テーマらしく御神木を扱った作品も多く、民話じみた話も多い。アンソロジーの良い面が前面に出た本でした。

  • eyemu

    書き手の個性が良くも悪くも反映した本でした。 物語テイストな書き手さんもいれば、実話怪談テイストな書き手さんもいて。 なんとなく、とっちらかった印象でした。 あと。 林が身近にないので、ちょっと遠い印象でした。

  • 柊よつか

    樹木にまつわる実話怪談集。16名の書き手によるアンソロジー形式。御神木や丑の刻参りなど、聖邪どちらとも関わる樹木は怪談との相性がいいと思う。言語のない、無言で濃密な圧力。そのイメージを感じられる話が多く面白かった。特に印象的な話は、「これ多分婆ちゃんなんだよ」「座敷牢」「形見」「似ている二人」「十月十日」「バルサ」など。炎と樹木の何がしか同士で解決を見る「緑の光」は好みの話。ラスト二話「黒部老とお山」「ハーニーヌの鉄槌」は、久田さんの筆致と稀有な内容が合致して読み応えがあり、結末には無言の溜息が出た。

  • qoop

    樹木にまつわる実話怪談集。これまで読んできた実話怪談から察するにこのテーマは相当エグそうだと予想したが、大当たり。幽霊、妖怪、神仏など、異形の守備範囲が広い上、祟り、因縁、理解不能な異常性など怪異の由来も多種多様。解消されない不条理感をあとに残す作品が多いと感じた。

  • tow

    久田樹生さんのが、ラストのが一番面白かった一冊。ホラーとカルトの合わせ技に圧倒された。

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