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マーガレット・アトウッド「侍女の物語」を読む

加藤めぐみ (大学教授)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801006850
ISBN 10 : 480100685X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

奴らに虐げられるな
1985年に発表された近未来小説『侍女の物語』と、2019年の続編『誓願』。
男性優位の独裁国家を描く暗澹たるディストピア文学が、なぜ今日、フェミニスト・プロテスト文化の象徴として耳目を集めるのか。
女性の身体と連帯、歴史と記憶、声と語り、エコロジー、セクシュアリティ/ジェンダー、ケア‥‥
現実世界の諸相を束ねて生み出された物語世界に、現在そして未来を生き抜くための希望を探る。

【著者紹介】
加藤めぐみ : 都留文科大学教授。イギリス文学・文化

中村麻美 : 神戸大学専任講師。イギリス文学、ユートピア・ディストピア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    トランプがアメリカ大統領に就任したことで『侍女の物語』への関心が高まった。公然たる反フェミニストが女性を含む熱狂的支持を受けて政権に就く現実をみて、民衆が独裁者に奴隷的に従う男尊女卑のディストピアたるギレアデ共和国がリアルに感じられたのか。いわば文学を批評できる能力と教養のある層からの、アトウッド作品を通じたポピュリズム批判書か。そのためギレアデを内部崩壊へ導くリディア小母の存在に注目したり、女性がアポカリプス時代を生き抜くにはどうすべきかを考える論議が目立つ。危機感はわかるが時代に棹差す力は皆無だろう。

  • 榊原 香織

    トランプが反動的なことやるもんで、再び注目を集めたディストピア小説”侍女の物語”、及び、ン十年ぶりに出たその続編”誓願”についての評論集。 SFとして扱ってるのもあって、あ、そうなのか

  • マカロニ マカロン

    個人の感想です:B。『侍女の物語』読書会に参加し、参加者の色々な読み方が出た。解説本を図書館で見つけた。読書メーター(amazon)では書影が表示されないが、カバーは赤いマントに白い羽のようなフードを被った50人くらいの集団が写っている。アメリカで女性が中絶する権利を認めた「ロー対ウェイド判決」が、2022年、50年ぶりに(トランプ大統領が保守派判事を増やし)連邦最高裁が「憲法は中絶する権利を保証したわけではない」と覆した時に、この衣装をまとって「侍女の物語を再びフィクションに!」と抗議活動をしたという

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