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ISBN 10 : 489451107X
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商工ローンバッシングが大々的に始まる半年ほど前の1999年1月14日。英国の経済紙「フィナンシャル・タイムズ」は商工ファンドの創業社長、大島健伸について好意的な長文の記事を掲載した。それは、銀行が軽視したニッチ金融市場に着目し、大成功した大島に対する好意と敬意を表するものであり、多くの外国人投資家の意見を代表するものだった。しかし、記事のなかで大島は半年後の事態を予見するかのごとく語った。「日本人はディケンズの書いた『クリスマス・キャロル』のスクルージのような悪人であると、私のことを思っているのです」と。そして、金融ビッグバンが流行語となり、日本の金融がグローバルスタンダードに対応しなければならないと叫ばれている最中、バッシングは始まった。商工ローン問題の本質を探る!衝撃のノンフィクション。
目次 : プロローグ 栄誉と軽侮/ 第1章 礎石―1960〜70年代/ 第2章 勃興―1980年代/ 第3章 最前線/ 第4章 興隆―1990年代/ 第5章 試練―1999〜2000年/ エピローグ 愉快なる資本主義
【著者紹介】
加納明弘 : 1946年、岐阜県生まれ。69年、東京大学教養学部中退。70年から「週刊ポスト」契約記者、「週刊文春」契約記者などを経て、フリーライターに。政治・経済関係を中心に週刊誌、月刊誌等に執筆、著書6冊。主な著書に、『内幕―日本を操ってきた権力の裏面史』(高野孟との共著、学陽書房・1977年)、『巨大企業の新戦略―日本株式会社をリードする七大企業の決断』(学陽書房・1979年)、『ソニー新時代―収穫期を迎えるミラー効果戦略』(プレジデント社・1982年)、『三菱の戦略』(花山勉との共著、亜紀書房・1979年)、ファナック・常識はずれ経営法―ロボット世界一』(講談社・1983年)など。翻訳に、『未来社会への変革―未来の共同体がもつ可能性』(ピーター・F・ドラッガーほか著、小社刊・1999年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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