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古代の神社と神職 神をまつる人びと 古代史

加瀬直弥

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642058674
ISBN 10 : 4642058672
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2018
Japan

Content Description

古来、人々が神を慮りまつる神社や、まつりを司る神職とはいかなるものだったか。立地や社殿に注目し、神社の重要性を解明。神職の務めや平安朝廷の神職制度で生まれた神社の共通性から、神社と神職のあり方を考える。

目次 : 多様なる古代の神社と共通する神職の姿勢―プロローグ/ 古代神社の立地と社殿の役割/ 平安時代前期の神社とその維持/ 古代神職の職掌/ 笏と神職/ 古代神社の女性神職/ 神社と神職にとっての転機―エピローグ

【著者紹介】
加瀬直弥 : 1975年、神奈川県に生まれる。2003年、國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。國學院大學神道文化学部准教授、博士(神道学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • イツシノコヲリ

    ずっと前から気になっていた本である。文献史学の専門とする著者が古代の神社の立地・社殿造営、神職の実態について明らかにしている。延喜式内社ぐらいしか知らなかったので、大変勉強にはなった。

  • ウォーカージョン

    神社の組織化、官僚化。神職が笏を持つようになったのはなぜか。

  • 六点

    古代よりの伝統を謳う神社は多いが、ではその古代にどのように神社と神職は活動していたのか?と、粛々と追求した本。律令期には「社殿があって当たり前」という認識に京ではなっていたのが、少し驚きである。

  • うえ

    神社の清掃に関する命令、詔。「確認できる中での最初のものは、慶長三年の命令である。…この詔で注意を引く点は、まず、国司に清掃に関する責任を負わせているところである。…その清掃の意図も、詔の内容から明白である。境内が汚らわしい臭いで、家畜を放っているところにあるという。境内での家畜の放牧か、処分の状況を懸念してのものである。…実は社殿の維持を念頭に置いていないことが分かる。社殿ないしそれに類する建物に関する言葉は出ないし、家畜が社殿を汚すことはあり得るが、社殿だけを清掃しても…解決にはならない。」

  • もるーのれ

    古代の神社の造営・維持のあり方、神事に携わる人々の職掌や地位などがよく理解できる。平安時代前期頃を境に、神社と神職が朝廷に管理される過程が見出せるが、ただし維持管理にかかる経費や労力は自己管理である、神職には律令官人としての資質が求められていくなど、神社側からすると良いことばかりではないというのが興味深い。

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