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ISBN 10 : 477102801X
Content Description
沈黙と区別もつかないかすかなひびき―表現の限界の内側から触れられる、表現の零度へ。「私が語る」/「ことばが語る」の境界水位。
目次 : 第1章 沈黙の詩法―メルロ=ポンティにおける「沈黙」のモチーフ/ 第2章 世界の肉―メルロ=ポンティとクロード・シモンについての小さな考察/ 第3章 モンタージュ、同時性―メルロ=ポンティにおける不在のイマージュ論に向けて/ 第4章 私はこの世ではとらえられない―クレーをめぐるメルロ=ポンティとハイデガー/ 第5章 見えないもの、隠れたもの―後期メルロ=ポンティにおけるハイデガー読解をめぐって/ 第6章 スクリーンとしての主観性―表象の可能性の条件としての身体/ 第7章 彼に触れないこと、メルロ=ポンティ―デリダのメルロ=ポンティ読解をめぐって/ 第8章 肉と渦動―存在の間パトス的な次元/ 第9章 螺旋状の発達と相互内属―メルロ=ポンティにおける肉と生殖の問題/ 第10章 「あいだ」の共有―生命の現象学と臨床哲学 メルロ=ポンティ、ヴァイツゼカー、木村敏/ 第11章 沈黙と偶然―田辺元『マラルメ覚書』をめぐって
【著者紹介】
加国尚志 : 1963年大阪府三島郡生まれ。1993年立命館大学大学院文学研究科西洋哲学専修博士後期課程修了(文学博士)。現在、立命館大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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