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パンドラの箱は閉じられたのか 相模原障害者殺傷事件は終わっていない

創編集部

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784904795620
ISBN 10 : 4904795628
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • gtn

    植松死刑囚を事件に駆り立てた動機は、想像以上に浅い。彼の言う終末思想は、イルミナティカードを信じ込んだもの。「心失者」の定義も、第一審で小指を嚙みちぎったのも、映画のパクリ。確固たる哲学なき者は、浅薄なことに影響されやすいが、彼はその典型。控訴を取り下げ、死刑を確定させたのも、何かに感化され、粋がった故だろう。だが、獄内で描いている漫画の画力が上がっていると聞く。先日、再審請求したのは、今更ながら夢中になれるものを見つけ、もう少し生きたいという気になったからか。

  • マイケル

    2016年7月26日事件発生。犯人のイラストや手記が中心だった前作と違い本作は裁判が中心。職員の生々しい証言。遺族の悲しみと怒りが涙を誘う。美帆さんの母親の証言は娘を本当に愛していたことが伝わってくる。責任能力と大麻との関連に矮小化した裁判。裁判で触れていないコスト至上主義の問題は残っている。友人も多く意外にも「リア充」。最後の晩餐を共にした女性の証言。例えば「京アニ放火」などの事件の犯人とは大きく異なる普通の青年。判決文によると大麻は脇役で犯人の背中を最後に一押ししたのはイルミナティカードかTランプか?

  • naporin

    差別の根は無知にある。障害者の置かれてる現実をぼんやりとしか認識していなかったことを知った。殺された障害者とも、殺した植松とも、すべての人間は地続きである、が障害者を犯罪者を特別な人間として切り離すことで、私は安心できる。また、犯罪がおこった通底には経済的効率を第一とする社会風潮があるようにも感じる。この事件を特別な人間が起こした、得意な犯罪として考えることを止めてはいけない。

  • De PalmaX

    障害者支援についてもっと詳しく知りたくなった

  • Akio Kudo

    ★★★★★ 施設の管理体制まで踏み込んだことは評価したい

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