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ISBN 10 : 4480428577
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「心は脳が作り上げた幻想である」ことを述べている著者が、さらに詳しく、自己意識や五感が錯覚であることに的を絞って説明した。たとえば、「なぜ会話相手の声は口から聞こえるのか?」あたりまえと思っていたことが、考えてみると確かに不思議なことだとわかる。「すべてがイリュージョン」と言われるとむなしくなるかもしれないが、むしろ生きる重荷から解放されて、どうせなら、何にもとらわれずに思い切り生きよう、というポジティブなメッセージを伝える結論になっている。『脳はなぜ「心」を作ったのか』の続編。
目次 : 第1章 意識はイリュージョンである(意識とは何か/ 心の哲学とゾンビ/ 意識の機能は受動的)/ 第2章 五感というイリュージョン(感覚とは何か/ 触覚―「痛み」は何のためにあるのか/ 味覚・嗅覚―世の中には存在しない「甘み」をなぜ感じるのか/ 聴覚―相手の話し声が口元から聞こえる不思議/ 視覚―色も明るさも存在しないのに、見えている/ 再び二元論VS一元論)/ 第3章 主観体験というイリュージョン(感覚遮断タンク/ すべてはイリュージョンなのか/ 思想家釈迦と空/ 生命というイリュージョン)
【著者紹介】
前野隆司 : 1962年生まれ。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。1984年東京工業大学卒業、1986年同大学大学院修士課程修了後、キヤノン(株)入社。1995年慶應義塾大学専任講師。助教授を経て現在教授。博士(工学)。現在は、ロボット‐ヒューマンインタラクション、人と社会の欲求・幸福・協生・平和の研究、コミュニティーシステムデザインの研究等に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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