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二平方メートルの世界で

前田海音

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784097251040
ISBN 10 : 409725104X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「たくさんのだれかが、わたしに語りかけてくれた。ひとりじゃないよって」病院のベッドの上で9歳の少女が発見したのは…。子どもノンフィクション文学賞小学生の部、大賞受賞作が絵本に。

【著者紹介】
前田海音 : 2010年、北海道滝川市生まれ。現在は札幌市の小学校に通う小学5年生

はたこうしろう : 1963年、兵庫県西宮市生まれ。絵本作家。おもな作品に「ショコラちゃん」シリーズ(文・中川ひろたか、講談社)、『なつのいちにち』(偕成社)、『どしゃぶり』(文・おーなり由子、講談社)、『はじめてのオーケストラ』(原作・佐渡裕、小学館)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    王様のブランチのブックコーナーで紹介されたので読みました。「第11回子どもノンフィクション文学賞」小学生の部大賞受賞作が原作の感動作です。全国の全ての小児病棟の図書コーナーに常備したい作品です。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001119.000013640.html

  • けんとまん1007

    二平方メートルは2メートル×1メートル。小児病棟。ベッドの上での生活が、世界のすべてになる。痛いほど、その気持ちがわかる・・・つもり。比較的近い時に、そんな経験をしたので、そう思う。海音さん、入退院を繰り返す中でも、明日を思う気持ちがあるのが救いになる。まさに、いのちを思わざるをえない。

  • ちゃちゃ

    風に髪を靡かせて果敢な面持ちで病院のベッドに立つ少女。三歳から入退院を繰り返し、二平方メートルの孤独な世界で彼女は生きてきた。「どうしてわたしだけ」という言葉も、辛い検査や治療に泣きたい気持ちも、負担をかける家族への申し訳なさも、ぐっと飲みこんで。そんな彼女を勇気づけたのはオーバーテーブルの裏側の落書き。会ったこともない誰かからのエール。病気になったからこそ気づいた生きることの素晴らしさを、きっと彼女は自分の言葉でこれからも伝えていくのだろう。それは辛い現実を生きるすべての人々への彼女からのエールなのだ。

  • ネギっ子gen

    札幌で暮らす小学3年生の海音ちゃんは、生まれた時から脳神経の病気で入退院を繰り返している。孤独感を感じたり、「もしかしたら奇跡が」と期待したり――。でも、「どうしてわたしだけが、とは思わない」と。<小児びょうとうには、多くの子どもたちが入院していて、それぞれがたたかっていることは、何回か入院すれば気づくことだ。ここでなければできない、せんもんてきなちりょうをするために、大学病院にいることも。何か悪いことをしたから病気になったわけでもないし、理由をさがしてもしかたがない>。こうした子ども特有の諦念……。⇒

  • ☆よいこ

    絵本。病気で入退院を繰り返す小学三年生の女の子、前田海音(まえだみおん)さんが書いた作文をもとに作られた絵本。病院のベッドの中で、少女は奇跡を願ったり諦めたり考えたりする。ある日、頭の向きをかえて寝てみようとした時、オーバーテーブルの裏に書かれたメッセージを見つける。寄せ書きのように書かれた言葉は「ひとりじゃないよ」と語りかけてくれた。心に言葉をきざみこむ▽良本。はたこうしろうさんのイラストも素敵。

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