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21世紀の文化人類学 世界の新しい捉え方 ワードマップ

前川啓治

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788515826
ISBN 10 : 4788515822
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新時代の思考・実践の見取り図。『文化を書く』の批判、グローバル化による「未開」の消失などを乗り越えて甦る新世紀の文化人類学。そのパラダイムシフトの認識=存在地図を、超越論的、不可量部分、生成変化、存在、レジリエンス、ANT、災害、開発、リスクなどの新鮮なキーワードで描出する。

目次 : 「人類学的」とはどういうことか/ 1部 自然・存在・イメージの生成(人格と社会性/ アクターネットワーク理論以降の人類学/ 「歴史」と「自然」の間で―現代の人類学理論への一軌跡)/ 2部 実践―生成する世界へ(公共性/ 運動と当事者性―どのように反差別運動に参加するのか)/ 3部 社会科学と交差する人類学(持続可能性と社会の構築―ハイブリッドな現実の社会過程の多元的な分析の必要性)/ 過去・現在・未来

【著者紹介】
前川啓治 : 1957年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。筑波大学人文社会系教授。専門は文化人類学、グローバリゼーション論、地域開発

箭内匡 : 1962年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は文化人類学

深川宏樹 : 1981年生まれ。筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程修了、博士(文学)。兵庫県立大学環境人間学部准教授。専門は社会人類学、人格論

浜田明範 : 1981年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(社会学)。関西大学社会学部准教授。専門は医療人類学、アフリカ地域研究

里見龍樹 : 1980年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、博士(学術)。早稲田大学人間科学学術院専任講師。専門は文化人類学、メラネシア民族誌(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 鵐窟庵

    本書は存在論展開以後の文化人類学の要所を整理したものである。M.ストラザーンやP.デスコーラやEVCの多元主義や四つの自然・文化の類型や多自然主義といった思想から、B.ラトゥールのアクターネットワーク理論以後までをも扱っている。21世紀の文化人類学は調査対象がかつての異世界や未開社会と言った周辺ではなく、現代社会の様々な固有の産業や職業の領域までの問題をも扱うようになり、次第にそのディシプリンが社会学との境界がなくなってきている。しかし、先述の思想理論や映像人類学と言った新たな動きも出てきている。

  • コーキ

    人類学の強みは「内在性」「認識の限界への理解」「再帰性」だという。フィールドワークという研究方法は確立され、他分野にも広く応用されているいま、人類学であることにこだわらず、学際的な「人間の研究」をしていく必要性があると感じる。

  • 文狸

    入門書のあとに、最近の潮流の、特に存在論的な話を重点的に学ぶことができる一冊。テーマも多岐にわたり読んでいて楽しい。そこそこ難しいので我が身一つで読むのは辛いが、これから色んな本を読みつつ参照しようと思う。

  • 榊原 香織

    最近の文化人類学は刺激的

  • 中村蓮

    21世紀の文化人類学はオリエンタリズム批判を乗り越えて、生成の過程を描こうとしている。

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