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英語が出来ません

刀祢館正明

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044005498
ISBN 10 : 4044005494
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan

Content Description

巷にあふれるカタカナ英語、いまやネットで盛んな英会話講座、新刊が絶えない英語学習本、議論され続ける英語教育…開国以後、日本人のもっとも身近な外国語となり、課題であったにもかかわらず、いつまでたっても「出来る」ようにならない、英語に翻弄され続ける不思議さよ―。自らも辛酸をなめてきた一記者が、学生や教師、国会議員や通訳・翻訳者、自動翻訳の研究者まで、様々な人たちを30年近くにわたって取材。そこから見えてきたこととは?「英語が出来ます」といえる日は来るのだろうか…?渾身のルポ+オピニオン!

目次 : 第1章 日本代表校がぶつかった透明な壁/ 第2章 役に立つ英語、立たない英語/ 第3章 百年前からの格闘/ 第4章 帰ってきた文法と読解/ 第5章 民間試験「活用」問題が浮き彫りにしたこと/ 第6章 英語が出来るようになりたい国の不思議/ 第7章 で、どうする?

【著者紹介】
刀祢館正明 : 1957年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。朝日新聞記者。元編集委員。学芸部、オピニオン編集部などで20年以上にわたって文化、論壇、オピニオンを担当するとともに、2013年から2019年まで夕刊で「英語をたどって」を連載。ほかにロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)客員研究員、早稲田大学非常勤講師を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yasunon

    相性:★★★☆☆ 抜粋:あなたの目の前にいる人は、あなたの英語を聞きたいのではない。あなたのこと、あなたの考え、あなたの思いを聞きたいのだから。 所感:中学高校で6年間は英語を勉強しているのに、英語が出来ない日本人が多いのはなぜだろう?著者の英語についての取材をまとめた本。本書で紹介されている、松本亨氏のアドバイスにハッとした。「1日すくなくとも、まとめて3時間は英語を読んで下さい。」中高6年間での英語の授業時間はせいぜい700〜800h。そう。日本の学校教育がどうのこうのと嘆くには、あまりに短すぎる。

  • momogaga

    題名に釣られて手に取りました。日本人が英語を学ぶ上での問題点を分かりやすくまとめてあります。日本人の大部分が英語に苦手意識を持っている理由は、○○。この○○については、納得しました。

  • 踊る猫

    実に的確に日本の英語教育の問題を見抜いている、と唸らされる。ありがちな「英語オタク」「英語強者」を気取った、つまりマウントを取らんとする高みから「御高説」を垂れ流すのではないところを買いたい。自身も同じく英語で苦労しつつ、しかしそうした「英語マッチョ」たちの根性論めいた言葉にも与せずより現実的でより効果的な、つまりよりクレバーな英語教育のあり方を探して右往左往する、そのフットワークの軽さと柔軟な思考能力こそがこの書き手の持ち味と見た。ゆえに、いまなおこの本の問題提起はアクチュアルな強度を誇っていると読める

  • 踊る猫

    最初は「いったいなにを主張したいんだ」と隔靴掻痒な印象だったが、次第にこの著者が持つ良心の深みと重みに気付かされ唸らされる。概観するなら実に五目寿司のようにさまざまなトピックが詰まっており、そこから見えるのは日本人が持つ英語コンプレックスの根強さ・深刻さだ。そして、声高に著者は指弾したりせず実におだやかに・現実的に解決策を提示していく。キモとなるのは結局は日本文化において、どうしたって「主張」をしすぎない風通しの良さが重んじられるあまり肝腎の「自分の意見」が見えなくなる悪弊ではないか。それがヒントだと思う

  • kubottar

    日本人ほど英語に勉強熱心でありながら英語が出来ない民族は珍しい。しかしそれは日本語だけで全てを賄えるようインフラ整備してくれた先人たちのおかげである。そんな日本で英語を勉強するとはどういうことなのか?今一度考えさせられる本です。

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