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「関係の空気」「場の空気」

冷泉彰彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061498440
ISBN 10 : 4061498444
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2006
Japan

Content Description

山本七平の「「空気」の研究」から30年。ますます猛威を振るう「場の空気」。一方「関係の空気」の欠乏が進む。背景には日本語の問題があった…。社会の「空気」と日本語の関係を鋭く検証する。

【著者紹介】
冷泉彰彦 : 本名、前田文夫。1959年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、コロンビア大学大学院修了(修士、日本語教授法)。福武書店(現・ベネッセ・コーポレーション)、ベルリッツ・インターナショナル社勤務を経て、現在は米国ニュージャージー州立ラトガース大学講師、プリンストン日本語学校高等部主任。1993年より米国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HIRO1970

    ⭐️⭐️⭐️本年4冊目。冷泉さんの著書は初めてですが、題名が気になり手に取りました。読んで見て、心に響く内容がふんだんにあり、かなり有意義な時間を貰えました。嫁が日本語教師をやっており、私自身も中国やタイ等の外国との付き合いが多い事から著者の見方に頷けたのかと思います。この本は日本語の専門家の著者が、長年の経験から導き出した言語を通じたコミュニケーションの在るべき姿を何とか伝えたいと形にした物です。日本からの距離感が無いとこういう捉え方は出来ないのではないかと思えました。日本語の危なさを体感出来ました。

  • KAZOO

    空気の問題を最初に認識したのは山本七平さんの著作を通じてです。ただそれは今となっても通じるものがあるのですが、日本軍の話などかなり古い例での説明でした。この本では最近の事例や日本語の意味するところの観点から、空気を関係と場ということから説明してくれています。非常にわかりやすく、このような論点で説明してくれた本は久しぶりです。

  • 糜竺(びじく)

    引用『日本語に多くの問題があり、日本語の特質が「空気」の蔓延を許す大きな原因ではないかと考えている』「『敬語とは「上が下を支配するための道具」なのではなく、誰もが社会の中で他者と関わるための公共性を確保する「フォーマット」なのだ』

  • サイバーパンツ

    著者は空気を対等の会話関係を築き、円滑なコミュニケーションを図るのに必要な「関係の空気」と権力と化して人々を支配し、抵抗できなくする「場の空気」の二つがあるとして、それぞれの例を示しつつ、日本の空気の問題点を突いていく。まぁ、言わんとすることは分かるし、読みやすいんだけど、結局どれも当たり前のことで、わざわざ解説されるようなことではないし、日本に限った話でもない。あと、最後に解決策を提示しているが、ほぼ解決不可能な空気の問題を無理に解決しようとするよりかは、上手い付き合い方を考えた方がいいと思う。

  • 太田青磁

    省略をすることで「空気を共有している」という親近感のメッセージを送りつつ、暗号解読のカタルシスを瞬間に感じているからである・価値観の多様化する中で、極めて狭い勝ち負けの感覚だけを持ち、怪しげな弁舌でその場の「空気」を権力の側に引き寄せて強引に他人を動かそうとする・「例の件」が何だかわからなかった人間は、わざわざを「暗号化」して話した話者の期待する「話し手と聞き手の間に入る生まれる親近感」から完全に阻害されてしまう・「付帯事項も含めて饒舌にちゃんと語る」ことが実は最も「カッコいい日本語」なのではないだろうか

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