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ジョ-ジ・エリオットと出版文化

冨田成子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784523293187
ISBN 10 : 452329318X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2011
Japan

Content Description

活力に満ち溢れたヴィクトリア朝の出版文化を背景に、ジョージ・エリオットはいかにして文壇の頂点に登りつめたか。エリオットの全執筆活動を検証する。小説作品論を主体としつつ、翻訳や編集活動についても考察。

【著者紹介】
冨田成子 : 津田塾大学英文学科卒業、大阪大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。甲子園大学教授を経て、現在、甲子園短期大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    19世紀の女性作家は数あれど、世に名をのこすのは、エリオット、オースティン、ブロンテ姉妹のみ。まず中流以上でなければそもそも学問の機会を得られなかった。筆者は、エリオットの筆力だけでなく、本人の持って生まれてた環境、また編集者や知識人との交流に恵まれていたと語り、それをくわしく説明している。当時の女性が受ける教育は、知的な花嫁学校とでもいうべきものだったろうから、それに父が買ってくれた書物という幸運があったとしても。本人の知的興味が強かったに違いない、また知識人が目にとめる利発さや会話術があったのだろう。

  • Mana

    ジョージ・エリオットの作品と執筆活動について。エリオットの執筆活動に的を絞っていてメアリアン自身についての説明が少なかったので少し分かりにくかった。先に伝記を読めば良かった。文章が少し難しかったけど内容が面白かったのでけっこうスムーズに読めた。小説の解説が凄くよくて本物を読んでみたくなる。メアリアンと夫ルイス、編集者のブラックウッドの3人の協力体制がとても良い。こういう友情って素敵だと思う。著者は津田の卒業生。本書は論文の加筆・修正版。

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