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脱優等生のススメ ハヤカワ新書

冨田勝

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784153400078
ISBN 10 : 4153400076
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
冨田勝 ,  

Content Description

得意科目を極めるよりも、共通テストに向けた5教科7科目の勉強が優先される日本の学校教育。だがそのように「与えられた問題をそつなくこなす」優等生は今、着々とAIに代替されつつある―。やりたいことで、やる価値があることなら、やらない理由がない。点数かせぎをやめて、自分の「好き」を徹底的に追求しよう。慶應義塾大学先端生命科学研究所の初代所長が、山形県・鶴岡の地から次世代のイノベーターを多数輩出してきた20余年の経験と自らの研究者人生をもとに語るメッセージ。

目次 : 第1章 脱優等生のススメ―「優等生=エリート」という考えは、もはや時代遅れ(昭和の教育をいつまでやっているのか/ 一般入試は「点数」を評価、AO入試は「人物」を評価する/ 「問題発見」する力の大切さ/ 日本には「ストライカー」が足りない/ 優等生集団が引き起こす「大企業病」/ 自分のミッションを見つけることが最初のミッション/ 教育の本質は、放任して見守ること)/ 第2章 「好き」を徹底的に追求する―「おもしろい」と思ったら中途半端にやめずに飽きるまでやろう(どんなにマニアックなことでも、極めれば感動してくれる人がいる/ 問題は解くより作るほうがおもしろい/ 教科書は「攻略本」として使おう/ 「好きなこと」をつなげていく/ 金メダルを取りたければ自分で種目を作れ/ ジャンル分けには意味がない/ 「休みの日にしていること」をとことんやってみる/ 好きなことを伸ばせる環境づくり/ 第3章 「挑戦」の作法―やりたいことで、やる価値があることなら、やらない理由がない(英語は地球人としてのひらがな/ 前例のないことをやるには、まずやってしまうこと/ 二〇年後の未来をときおり考えよ「ふつうだね」と言われたら全否定!?/ 「これは違うな」と思ったらやめていい/ 「裏」が出たときのふるまいが肝心/ 「正しい」失敗をせよ)/ 第4章 「自分らしい人生」とは何か―理想と現実を見て、ゴールポストを動かしていい(自分が幸せな人は他人を幸せにする使命がある/ 「やりたいこと」と「やるべきこと」を一致させる/ 若いうちはカネ貯める暇があったら友達増やせ/ 二〇代の給料は奨学金だと思え/ 「理想」と「現実」の折り合いをどうつけるか、が人生)

【著者紹介】
冨田勝 : 1957年生まれ。慶應義塾大学名誉教授。同大学工学部卒業後カーネギーメロン大学に留学し、コンピュータ科学部で博士課程修了。1990年、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の創設メンバーとして帰国し、環境情報学部教授と学部長を歴任。日本初のAO入試の導入に関わった。2001年、同大学先端生命科学研究所の創設とともに所長に就任、2023年3月に退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のぶのぶ

     久しぶりに新書で、自分のアンテナに引っかかり手にした本。冨田さんの人生の面白さが興味深い。後書きに運が良かったとあり、自分の好きなことをとことんできる環境ではあっただろうが、「チャンスは、あなたが行動を起こさないと掴むことができない。」のように、好きなこと、とことんやったことが次につながっている。受験のための勉強でなく、目的をもって勉強することで、教科書に戻っていく、納得です。私も先の目的が分かっていたら、もっと勉強しただろう。また、好きになったことで、教科書を読み直すと深まる体験もしている。

  • 大先生

    【これからの時代は試験で点数稼ぎする優等生をやめて、自分の「好き」を徹底的に追求しよう。失敗しても無駄なんかじゃない】著者は慶應大学の先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)の所長を設立から22年間務めた人物。30代で人工知能の研究者から生命科学(IT+バイオ)の研究者に転身。自らの人生を振り返りつつ、自分らしい人生を生きるヒントを提示してくれています。基本的には若者向けの本ですが、中高年が読んでも刺激を受けると思います。人工的にクモの糸を合成することに成功したSpider社の話も興味深い。

  • あべし

     当たり前の考え方をやめましょう。どうしてそうなるのか、自分の頭で考えて行動していくクセを身につけていきましょう。そのために、自分が熱中できるものを見つけ出していきましょう。そういうメッセージが含まれていると感じた。  この人の生き様からも伺えるが、熱中するものを見つけ出すことができている人は、たまたま「何かに熱中した経験」のある人のような気がする。熱中してことがある人が、「あの時の爽快感」を再び求めて、仕事としているのではないか。  子どもたちが熱中できる何かを見つけるサポートをしていきたいと思った。

  • whitespring

    著者の冨田氏が慶應義塾大学の先端生命科学研究所の創設に携わり、所長となって地域を巻き込んでいく過程がとてもエキサイティングに書かれていた。読んでいてワクワクした。自分も学生時代に冨田氏のような教師に出会えていたらどんなふうになっていただろうかと想像してしまう。

  • 勝也成瀬

    書店で気になって購入。自分か思ってたのと違った。冨田勝さんのことを知らなかったのでこの本でわかった。しかし、自分の求めていたのとは違った。

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