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ディズニーの隣の風景 オンステージ化する日本

円堂都司昭

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562048861
ISBN 10 : 4562048867
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

東京ディズニーリゾート30周年を迎える今、“地域”と“場所”の意味の変遷から読み解く、私たちが「オンステージ化」する理由。

目次 : 序章 ディズニーランドの成人式/ 第1章 ディズニーランドと浦安/ 第2章 ゆるキャラとB級グルメ/ 第3章 ノスタルジーと未来計画/ 第4章 ミッキーマウスのパレードとYOSAKOI/ 第5章 パフォーマティヴ労働/ 第6章 イメージが添加される街/ 最終章 地域社会とウェブ・コミュニティ

【著者紹介】
円堂都司昭 : 文芸・音楽評論家。1963年千葉県生まれ。「シングル・ルームとテーマパーク 綾辻行人『館』論」で第6回創元推理評論賞を受賞。『「謎」の解像度 ウェブ時代の本格ミステリ』で第62回日本推理作家協会賞と第9回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • kiyoboo

    漁業の町から工場廃液などで海が汚染されていった浦安市がレジャーランドの招致を計画する。やがてディズニーランドを誘致するまでの経緯や苦労がよくわかる本だった。東日本大震災での被害は記憶に新しいが、風化させないために記念公園を建設したい松崎市長と反対する地元住民との対立。私もセミナーの後の交流会で市長と話す機会があったが、「埋めたて地に新たな災害に強い自立できる街を計画している。」と復興に対する熱い思いを語る方だった。本誌は、参考文献が多くディズニー関連以外の内容も濃かった。

  • サイバーパンツ

    ディズニーランドと浦安を中心にして、地方で起こっている現象を「オンステージ化」という概念を基に論じた都市社会論。各地方から集まったB級グルメが一つのステージで競い合うB−1グランプリ、まるでディズニーランドのように、街を一つのステージと見なし、参加者も運営もみんなキャストとなって共に楽しむYOSAKOI、コメントを書き込むことで一体となれるライブステージのようなニコニコ動画。言われてみれば「オンステージ化」という概念はなかなか的を得ている。

  • ヤギ郎

    浦安市在住の評論家が浦安市とディズニーランドの関係を考察する。浦安市の市民も、町の形も、ステージで活躍するキャストとなっている(オンステージ化)視点が興味深い。ディズニーランド内部で展開されている文脈(清掃もパフォーマンスであることなど)が、ディズニーランドの外へ出て行く。ディズニーランドが描くノスタルジーがどういうものなのかを考える。複数の文章をまとめたためか、ややまとまりがない印象がある。歴史的な経過に基づいて、「オンステージ化」という現象を再構成したほうがいいかもしれない。巻末に参考文献表がある。

  • Humbaba

    仕事の最も大きな目的は、生活していくための資金を手にすることである。しかし、仕事はただお金が手に入ればそれで良いというだけのものではない。働くことでやりがいを感じ、自己を高めていけると感じられるような仕事が求められるようになりつつある。

  • tokada

    現代の地方に起こりつつある現象を様々な参照項(速水健朗、藤村龍至、桂英史、北田暁大 等)をもとに「オンステージ化」という概念でまとめた地域社会論。「あまちゃん」がステージを巡る物語だったり、知的サロンの場である五反田のゲンロンカフェにもステージがあること、イベント性がTwitter等のリアルタイムメディアによって隆盛していること等を考えると「テーマパーク化」よりも優れて現代社会を洞察する適切な概念化だといえる。現代の様々な事象に当てはめて考えてみたくなる。

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