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すぐ死ぬんだから 講談社文庫

内館牧子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065245859
ISBN 10 : 4065245850
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan

Content Description

78歳の忍ハナは、60代までは身の回りをかまわなかった。だがある日、実年齢より上に見られて目が覚める。「人は中身より外見を磨かねば」と。仲のいい夫と経営してきた酒屋は息子夫婦に譲っているが、夫が倒れたことから、思いがけない裏を知ることになる―。人生100年時代の大ベストセラー痛快「終活」小説!

【著者紹介】
内館牧子 : 1948年秋田市生まれ、東京育ち。武蔵野美術大学卒業後、13年半のOL生活を経て、1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本に「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「てやんでえッ!!」(1995年文化庁芸術作品賞)、「毛利元就」(1997年NHK大河ドラマ)、「私の青空」(2001年放送文化基金賞)、「塀の中の中学校」(2011年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞及びモナコ赤十字賞)、「小さな神たちの祭り」(2021年アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞)など多数。1995年には日本作詩大賞(唄:小林旭/腕に虹だけ)に入賞するなど幅広く活躍し、著書に小説『終わった人』『今度生まれたら』、エッセイ『別れてよかった』ほか多数がある。東北大学相撲部総監督、元横綱審議委員。2003年大相撲研究のため東北大学大学院入学、2006年修了。その後も研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • W-G

    『老害の人』もそうだったが、地の文での忖度ない口の悪さが中毒性ある。例え話の中に、押しつけがましくない程度の含蓄がおり混ぜてあり、楽しみながらも何かを得た気持ちになれる作品。年齢とキャリアを重ねた作家さんならではの、肩の力が抜けた軽やかさと相まって、実は重たい内容が娯楽小説としてしっかり成立している。壮年以上の人物は個性派揃いで、特に由美は他人と思えばかなり愉快な人物。反面、若い男性キャラはあまり描き分け方に幅がなく感じる。ただ、別にそれが欠点にはなっておらず、上手くコントロールできている。

  • http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/07/post-c212c7.html 夫が死んで人生が180度変わってからの「復讐劇」が、痛快でした。

  • ゆいまある

    派手な外見を好む後期高齢者ハナ。自己愛が強く自分の考えを押し付ける嫌な人である。平凡な夫と穏やかに暮らしていると思っていたところ夫が急死。そして夫の愛人と隠し子の存在が明らかになる。夫を亡くして老け込むどころか戦いの火蓋が切って落とされ逆に元気になるハナ。自己愛を極めると不測の事態にも弱らず対応できるよという話なんだろうか。自己肯定感が高い私でも仮に夫に40年も秘密の恋人がいたら怒り狂ってメンタルおかしくなるし、夫の隠し子に懐かれる設定はリアリティ無さすぎて共感できない。価値観が違う人だなという感想。KU

  • かずぼう

    『老い』について考えさせられた、ファッションにしろ化粧にしろ結局、自分の好きにするのが一番という事でしょうか。文の中で、『あと10歳若ければ』というくだりがよく出てくるが、私は好きな言葉ではないな。ハナさんね〜?どっちかといえば嫌いなタイプかな、気性は荒いし、言葉の裏を読むし、もう少し素直でもいいかと、それとすぐに勝ち負けにも拘るし、まあ、そんな所が、この人のパワーの源なんだろうけど。

  • 布遊

    タイトルから、もっと暗い話かと思ったが、とっても面白かった。著者、かなり久しぶり。仲良しで評判だった夫婦だが、夫の突然の死。夫にはとんでもない秘密があったことが判明。ハナは今後どのように生きていくのか?*現役感がなく、生産的なことを期待されず、責任もない。そんな特別枠で生きているのが余生*人は飽きる。旅行にも趣味にも恋愛にも、そして生きることにも*平気で生きて居る*すぐ死ぬ身の人間にとって、何よりもったいないのは悩む時間*泪割り*すぐ死ぬんだからと自分に手をかけず外見を放りっぱなしは「セルフネグレクト」。

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