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夜行怪談(仮)竹書房怪談文庫

内藤駆

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801927889
ISBN 10 : 4801927882
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan

Content Description

一風変わった怪奇恐怖譚を集めた空恐ろしい実話怪談集。故郷の掟に従い土葬にしてくれと遺言した祖母。さもなくば人に仇為す者になってしまうというのだが…「土葬」、突然家に現れた着流しの男。以来、家の至る所で木刀が見つかって…「木刀の家」、不用品を庭に出していると、裏山から鬼が現れ持っていく。御札に死んだ愛犬を生き返らせてくれるのだが…「庭の男」、幼少期に幼馴染みの家で見た赤い坊主頭の生首。その後、金銭的な浮き沈みがあるたびに幼馴染みの一家は人相どころかまったくの別人に変わってしまう。だがそれに気付いているのは自分だけで…「今の嫁です」ほか、奇怪な25話!

目次 : 一人暮らし/ 公衆電話/ 猿の面/ 猫おばさん/ 添い寝/ エメラルド地蔵/ 木刀の家/ マネキンヘッド/ ばね/ 今の嫁です〔ほか〕

【著者紹介】
内藤駆 : 2019年『夜泣怪談』にて単著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    実話怪談集。読み始めた時は割とオーソドックスな怪談集かと思っていたが、読み進めるに従いそれとは違った、何やら不快な顔が所々に見え始める。でそんな時にいきなり突き付けられるのが「今の嫁です」ですよ。怪異の理由も原因もわからず断片的な結果だけが付きつけられる、しかもその結果が実に嫌なもので、本書中の白眉ですな。あとは割とオーソドックスな因果応報譚「般若」や遺言を破ったために起きた出来事「土葬」等、割と基本に沿った話も収録されていて、この辺飽きさせないかな。内容は玉石混交だが玉が多いイメージ、面白かったです。

  • どことなく不思議な話の「木刀の家」やイイ話のような「添い寝」。それからやはり「土葬」が印象に残った。

  • qoop

    前著は手慣れた文章で淡々とした印象だったが、本書はこちらの趣味からするとデコラティブで実話感を削ぐ話も幾つか。ただ〈添い寝〉〈木刀の家〉など、書き様によって大きく印象が変わりそうな話も散見されるので、伝えたい方向性を強調する手法なのかも。こうしたてんも実話表現の難易度を左右しそう。〈今の嫁です〉〈庭の男〉も印象深いのだが…

  • 永夢👻

    『今の嫁です』と『曇りガラス』が印象的。 今の嫁です は、強烈だった。そして、あの終わり方…好き。 怖くもあり、奇妙でもあり、おもしろかったです。

  • 山崎にう

    購入。実話怪談掌編集。これは物事の因果がよくわからないものが多かった。「猫おばさん」とか「ユリとエリ」とか、目的不明の現象すぎてどう解釈したらいいのやら。「青い魚」と「セミの鳴き声」は怪談として分かりやすく、爽やかで読後感が良い。「今の嫁です」はけっこうな分量のある話。要するに何が怖いって、そんな妙な体験をしたのに普通に今の妻と結婚し生活してる話者が怖いよ。「余り物」は建物にまつわる怪談。約束事を破ると…なあたりは割と王道。「泥氷」は一段ごとにふたりの子どもが後ろ姿を見せて立っている長い階段の絵面が怖い。

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