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ヨ-ロッパとイスラ-ム 共生は可能か

内藤正典

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004309055
ISBN 10 : 4004309050
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2004
Japan

Content Description

ヨーロッパ先進諸国に定住するムスリム人口は、今や1500万以上と言われる。増加とともに目立ってきた受け入れ国社会との摩擦は何に由来するのか。各国の現状を報告し、異なる文明が共生するための可能性を探る。

【著者紹介】
内藤正典 : 1956年東京都に生まれる。1979年東京大学教養学部教養学科卒業(科学史・科学哲学分科)。1982年東京大学大学院理学系研究科地理学専門課程中退。博士(社会学)。専攻はイスラーム地域研究。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 井月 奎(いづき けい)

    独、蘭、仏を例にとりヨーロッパでのイスラームのあり方を書いており(多少単純化がすぎるところはありますが)読む限りでは共生は難しいと思わざるを得ません。イスラームとキリスト教はユダヤ教を基に成り立つ兄弟のような宗教なので、近親嫌悪におちいると非常に難しい事態になるし、なっているのです。では、未来は暗澹たるものなのでしょうか?様々なイデオロギーの中で、この百有余年に人々に進歩と可能性をもたらせた民主主義、その民主主義が試されているのだと思います。これはユダヤ教、キリスト教、イスラームだけの問題ではないのです。

  • ピオリーヌ

    2004年の同時多発テロ発生間もなくの刊。一面のみかもしれないが、ドイツ・オランダ・フランスの移民政策(イスラーム移民)の違いが読み取れた。

  • mochiomochi

    内藤氏の著作は2冊目。書かれたのが2004年、20年前の911の衝撃がまだ強く残る時世だったことが著書の方向性を示していると思う。ヨーロッパ社会が、これまでどのようにムスリムを「受け入れ」てきたのか。ドイツ、オランダ、フランス、各々の国家が持つ考え方と抱える背景で一括りに「移民」とすることはナンセンス。当時の時世が、やや著者の偏向はあれどわかりやすく書かれており、参考になった。

  • ドウ

    高校時代は、本書のような単純化した「論理」で政治・経済・社会を整然と説明しようとする地理の授業が大好きだった。しかし大学で地域研究をやってみると、その単純化された「論理」を鵜吞みにすることと、それで以って世界の事象すべてを語ろうとすることの危うさを痛感するようになった。欧米に対しては漸く超克しつつある〈異文化に対する過度な一般化〉を、本書は復活させ、ヨーロッパの問題を文明の衝突という90年代の手垢のついたロジックに留まらせている。ムスリムを偏見するなと言う時、筆者は同時にヨーロッパ文明も偏見しているのだ。

  • ぺーいち

    今春、ドイツを訪れる機会に恵まれた。街なかを散策していると、急に空気が深く濃くなったように感じるエスニックな地域がけっこうある。なんと言うか、思ってたドイツと違う感じ。その訳が知りたかった。

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