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〈いじめ学〉の時代

内藤朝雄

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760132195
ISBN 10 : 4760132198
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2007
Japan

Content Description

さようなら、デタラメだらけのいじめ論。いじめ学誕生を告げた名著「いじめの社会理論」のエッセンスと、その背後にある著者の生い立ちを交えて綴った、未来を作る「いじめ学」、初めての入門書。

【著者紹介】
内藤朝雄 : 1962年東京に生まれ、愛知に育つ。愛知県立東郷高校在学中、教師集団による組織的な暴力と虐待をやめさせようと立ち上がるが、自主退学に追い込まれる。その後、東京大学大学院を経て、明治大学文学部准教授。専門は社会学。初めての単行本である『いじめの社会理論』(柏書房、2001年)は、いじめ発生のメカニズムを解明した書として高い評価を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kenitirokikuti

    図書館にて。著者による、本書を含むいじめ3作(『いじめの構造』『いじめの社会理論』)を読んだ。本書で長々と書かれている通り、著者の経験から学校でのいじめ(教師間、教師から生徒へ、生徒間)にフォーカスしている。この手の話題、最近では「毒親」とかセクハラ、パワハラなどに重点が置かれている、と考えてそう見た。若者人口減やSNSの普及により、学校の兵営性は緩和されたのだと思う。で、濃密な愛憎関係が生じる介護や子育てに暴力が宿る。『鬼滅の刃』のヒットには、毒のような血の絆の愛と憎が描かれているからだろうな、と思う。

  • テキィ

    学校の先生には色々な人がいるのはよく知っているんだけど、それでもおれは「学校」というシステムが嫌いだったなぁ… 特に中学が嫌だった。高校は自由な校風でよかったが。学校は無理に行かなくてもイイと思うね。

  • hitotoseno

    いじめが起こるメカニズムの鋭利な分析と著者自身の壮絶な体験は読ませるが解決策のところでひっかからざるを得ない。著者はいじめが起こりうる原因として学級制度という環境を挙げ、改善するためにはそれを撤廃し枠にとらわれないフレキシブルなコミュニティ形成を提案する。この解決策を実現性の視点で反駁するのは容易い。あるいは著者自身の願望が移入されていて広範な解決策となるかどうか、などと指摘するのも簡単だろう。問題はそこではない。著者はいじめを批判する際に根本原因として機能するのが全体主義だと説く。そこから脱するには

  • ieieo

    著者が在学していた1980年代初頭の愛知県立東郷高校の管理教育はすさまじかった。こんなことが許されるのかと思う。国家ではなく、地域社会や教室等の中間集団で起こる全体主義的な雰囲気や働きについて、妙に納得してしまった。ふと思い出してみると、自分の人生の中でそんな場面があった気がしてくる。だから普通の人や子供が何かの拍子に豹変してしまうのかも。

  • 名前ちゃん

    極端な考え方をする人だなって思ったがよくよく読めば主張はふつうかつまとも この人がここまで過激になるくらい学校という場所がやばいのだろう 半世も壮絶だけどよくよく考えてみればありそうな話だし

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