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ISBN 10 : 4121025288
Content Description
三条実美(1837〜91)は、過激な攘夷派公家、七卿落ちで知られる。維新後は右大臣・太政大臣として新政府の頂点に立つが、政治手腕に乏しく、無能という評価すらある。だがそのような人物が、なぜ維新後18年間も、大久保利通や伊藤博文ら政治家を従え、難局に対処できたのか。本書は、時代の寵児として脚光を浴びた青年期から、苦難の長州・太宰府時代、新政府内での役割など、その生涯を丹念に追い、実像に迫る。
目次 : 第1章 公家の名門に生まれて(近世の朝廷と三条家―徳川幕府支配のなかで/ 世に出るまで―父三条実萬と勤王少年時代/ 安政の開国問題―朝廷の浮上と焦点化)/ 第2章 尊攘派公卿としての脚光(文久政局への登場―尊王攘夷運動と土佐藩との連繋/ 時代の寵児―勅使として江戸へ/ 過熱する攘夷、八月一八日の政変による失脚)/ 第3章 長州・太宰府の日々(七卿落ちと長州藩―禁門の変、下関戦争の敗北/ 太宰府での艱難辛苦/ 幕末政局と太宰府―薩長盟約、攘夷論の転換)/ 第4章 明治新政府の太政大臣(維新政権の頂点へ―復古革新の象徴的存在/ 天皇親政の模索―動から静へ/ 明治六年の政変―留守政府トップの苦悩/ 明治八年の政変―島津久光とのたたかい)/ 第5章 静かな退場―太政官制から内閣制へ(迫られる制度の改変―太政官内閣の変質/ 現実化する天皇親政/ 伊藤博文の台頭―内閣制の発足と太政官制の終焉/ 内大臣へ―立憲政治のための自制)
【著者紹介】
内藤一成 : 1967(昭和42)年愛知県生まれ。青山学院大学博士(歴史学)。現在、宮内庁書陵部編修課主任研究官・国際日本文化研究センター共同研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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trazom
読了日:2022/02/18
skunk_c
読了日:2020/01/20
サケ太
読了日:2019/03/20
ほうすう
読了日:2022/12/07
田中峰和
読了日:2019/09/02
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