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日本の原発、どこで間違えたのか

内橋克人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784023309418
ISBN 10 : 4023309419
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2011
Japan

Content Description

未曾有の惨事となった東京電力福島第一原発の事故。一体、根本原因はどこにあったのか。原発誕生から振り返ると、鮮やかに「真相」が浮かび上がる。日本を代表するジャーナリストの渾身のルポルタージュが今、甦る。

【著者紹介】
内橋克人 : 1932年、神戸市生まれ。57年、神戸商科大学卒業。神戸新聞記者を経て67年から経済評論家。2006年宮沢賢治・イーハトーブ賞、08年度NHK放送文化賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ふぇる(甘時雨)

    ただただ、日本の未熟さ(愚かさ?)に呆れてしまった。あの3.11原発事故から3年。単なる不運な事故と思っていたが、蓋を開けると虚構と隠蔽のオンパレード。本書でまざまざと顕になる猪突猛進な「原発シフト」の有様に「どうして原発など作ったのか?」と思わざるを得ない。備え無くて憂い有り。愚の骨頂である。国内原発全機停止は最初で最後の正しい選択ではなかろうか。

  • がんぞ

    チェルノブイリ事故4月にあった’86の8月刊講談社文庫を新装。毎年8月に広島長崎で「ノーモアヒバクシャ」と言うが、今年は1日の被曝限度を250mSvに切り上げられた原発作業員の恐怖、セシウム137の恐怖が加わった。(第2章)日本の原子力発電の黎明期の苦闘、(第3章)当時の体内被曝への警告、(第4章)松江原発(島根県庁に近い)の「荒れた公開ヒアリング」などを採録しこの4月に緊急出版。節電ムードで「電気の便利さに慣れ過ぎていた」とみな言うが福島第一も再び大爆発はなさそうでやや安堵感がある。忘れポイ日本が心配 

  • Hiroki Nishizumi

    コールダーホール型炉など知らないことも書いてあったが、大部分は既知の内容だった。どこで間違えたかと言っても最初から誤っていたとしか言いようがない。何にしても原発は愚かの一言だ。

  • Akio Kudo

    ★★★ 原発についての詳しい交渉内容が読める。

  • 1.3manen

    FEC提唱の著者による原発猛省論。食料、エネルギー、ケアのエネルギーの調達先が原発だったことに問題がある。この本を読んで理解できるのは、パイプのひび割れといった小さな問題が、積もり積もって大問題に発展し、大事故になってしまうということだと言える。時間が経てば減価償却するのは当然のことである。現在経産省で当時の通産省の役人の答弁が、のらりくらりしており、傍聴人からのヤジが飛んでいたようだ(203ページ〜)。予算消化主義の悪弊が原発をごり押ししてきた。今の東電社員と言わされている作業員が、人として何と思うか。

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